ディヤルバクルで、2トン分の麻薬押収
2011年10月22日付 Radikal 紙


ディヤルバクルのリジェ郡において、特殊捜査を行う警察官達がヘリコプターも加わった大規模な摘発作戦を行い、約2トンの大麻と4,853株のインド麻を押収した。

ディヤルバクル県警察の密輸・組織犯罪対策部の複数の捜査班は、麻薬の密輸を対象として行われた数ヶ月に渡る捜査を経て、リジェ郡オヴァジュク村で摘発作戦を決行した。3機のヘリコプターが警察特殊部隊による摘発作戦を空から支援し、麻薬探知犬も加わった。オヴァジュク村は約200人の警察官によって封鎖され、100名の警察官が事前に特定されていた住所で一斉捜索を行う一方、他の警察官は周辺の警備活動にあたった。この間、ブービートラップ(罠にかかると爆弾が破裂する)の可能性を警戒し、爆弾探知犬による捜索も行われた。

摘発作戦では、農場、洞窟、井戸、鉄格子で閉じられた部屋や倉庫に隠されていた1,947キログラムの大麻と、4,853株のインド麻を押収した。麻薬取引に関係したとして5人の容疑者が拘束される一方、3名の逮捕に向けた作業が続いている。ディヤルバクル県警察のムスタファ・サーラム署長は、押収された麻薬を報道陣に公開し、今年に入って約9トンの大麻を押収したと述べて、次の様に続けた。

「摘発作戦では、村の内部やその周辺にある河床、井戸で麻薬探知犬と爆弾探知犬を活用して綿密な捜査が行われました。この捜索で、地下に鉄製の棒で作られた複数の部屋が確認されました。摘発作業の結果、99個の樽と桶にあった、合計した重さにして1,947.95キログラムの大麻と、畑に栽培されていた4,853本のインド麻が押収されました。事件に関わった5人の容疑者を逮捕する一方、この他に3名の人物の逮捕に向け捜査を継続しています。ディヤルバクル警察として、特に我々の街の、そして全体として我が国の若者をターゲットにしたあらゆる種類の薬物の密輸業者に狙いを定めたのが今回の摘発です。闇組織が我が国の若者を、すなわち我が国の将来を抵当に入れるなど許されません。

サーラム署長は、ある幾つかの集団が、ディヤルバクル警察が麻薬との戦いを行っていないという噂を広めているとして、以下のように述べた。

「これらはある犯罪グループの中傷であり、我々は次のように理解しています。彼らは自らの隠れ家のある場所付近で麻薬を栽培しています。そこに事情を知らない者が来てこれを植えれば、組織は必要に応じて(その者を)罰を与えることで、まるで麻薬と戦っているかのような印象を与えているのです。ここでは時折一軒か二軒小売店に火炎瓶が投げ込みます。こうしたことで彼らはショーを演じて、あたかも彼らが麻薬と戦っているという感覚を与えるのです。

しかし、近年麻薬との戦いは、毎年我々の最優先事項となっています。毎年我々は自分たちの記録を塗り替え、そのハードルを上げております。国民が我々を信じ、信頼し、そして支持してくださることを私たちは期待しています。何故なら、国民からの支持に比例して、この我々の成功は勢いよくさらに広まることになるからです。この押収された麻薬は何千人という若者を中毒にしていたことでしょう。今年我々が押収した薬物は合計で9トンを超えました。昨年は7トン程でしたが、これも一昨年に比べて良い数値でした。今年は9トンです。我々は絶えず(数値を)上げ続けています。この数字は、きっとさらに高くなることでしょう。」

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( 翻訳者:濱田裕樹 )
( 記事ID:24313 )