トルコ軍によるピンポイント越境攻撃続く―PKK側死者49名の発表
2011年10月23日付 Hurriyet 紙


北イラクのPKKキャンプに対する攻撃は、シェムディンリ、チュクルジャ、ウルデレの国境沿い200キロにわたる地域で集中的に行われている。

シェムディンリの国境からザグロス、ハクルク、チュクルジャからザプ、ウルデレ国境からハフタニンの各キャンにむけた地上作戦は、PKKの逃走ポイントにむけておこなわれており、空からの支援射撃のなかで続いている。特殊部隊は、ピンポイントでPKKを攻撃している。

ハッキャーリ県のシェムディンリ、シュルナク県のウルデレとチュクルジャへの軍事増強が続いている。空からは戦闘機、地上からはオビュス砲とハヴァン砲が、PKKの大小のキャンプのあるハカルク、ザプ、ハフタニン、ザグロス地域に砲撃をおこなっている。参謀本部からの発表によると、ここ2日の間に、49人のPKKメンバーが殺された、という。ウルデレからシェムディンリまでの地域では越境攻撃がおこなわれており、戦闘機が戦略的な地点を爆撃している。地上の特殊部隊も、ピンポイントの作戦を実施しつつ、前進している。チュクルジャにあるカザン渓谷とウシュムルのPKKメンバーが潜んでいるとされる地域も、、一日中、戦闘機により爆撃された。これにより、北イラクにあるPKKキャンプとの間の接触が断たれている。

■カザン渓谷の子供たち

トルコ軍の22連隊が5地点ではじめた軍事作戦は、先日の襲撃で最も多くの犠牲者をだしたケクリクテペ基地もあるカザン渓谷で、集中的に行われている。しかし、この地域では、軍事作戦が展開する一方で、人々の日常生活も続いている。子供たちは、道にでて、軍人に手を振っていた。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:24316 )