イエメン警察、アルカーイダによる攻撃に関与した5名を逮捕
2011年10月30日付 al-Hayat 紙
2011年10月30日『アル=ハヤート』
【アデン:AFP】
イエメンの情報筋は昨日[29日]、警察がアル=カーイダによる攻撃に関与した疑いのある5名を逮捕したと発表した。この攻撃では、アデンのテロ対策部隊の将校1名が死亡した。
AFPによると、情報筋は「警察は、テロ対策部隊の責任者であるアリー・アル=ハジー大佐の暗殺から数分後に5名を逮捕した。この5名は、暗殺に関与した容疑で取り調べを受けている」と語った。
また情報筋によると、彼らは「2005年型のヒュンダイの自動車に乗り込み、150メートル以上離れて爆破を行った事件現場の付近で」逮捕されたという。
イエメン警察の情報筋は、アデンで自動車に仕掛けられた爆弾の爆発により、対テロ部隊の将校が死亡し、その子供2名が負傷したことを明かしていた。また、「アデンの対テロ部隊の隊長であるアリー・アル=ハジー大佐の自動車に仕掛けられた爆弾が爆破された。この爆破により同大佐が死亡し、その子供2名が負傷し病院に搬送された」と語った。さらに「爆破は車が一般道を通行中にアデン国際空港に隣接するアリーシュ地区で起きた」と指摘し、アル=カーイダ要員がアル=ハジー大佐の自動車に爆弾を仕掛けたと疑った。
ホウル・マクサル地区にある共和国教育病院の医療筋は、アリー・アル=ハジー大佐の遺体と負傷した2名が病院に到着したと断言した。
イエメンとサウジアラビアの過激派組織の支部を統合した「アラビア半島のアル=カーイダ」は、イエメンの中央政権が弱体化していることにつけ込んで、同国南部及び東部で勢力拡大を目指している。
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( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:24399 )