ヒムスで軍と離反兵の衝突が拡大、治安本部2ヶ所への攻撃で兵士17人死亡
2011年10月30日付 al-Hayat 紙
■ヒムスで軍と離反兵の衝突が拡大、治安本部2ヶ所への攻撃で兵士17人死亡
2011年10月30日『アル=ハヤート』
【ダマスカス、ベイルート、ロンドン:本紙、ロイター、AFP】
デモが起きた諸都市の活動家や住民らが「40人が犠牲となった」と証言し、凄惨さが際だった一昨日の金曜日〔29日〕の翌日、ヒムス市では夜間に軍及び治安部隊と離反者集団の衝突が発生した。シリア人権監視団によると、離反兵がヒムスの治安本部2ヶ所を攻撃した際に兵士17人が死亡した。
シリア人権監視団は、軍を離脱してデモ隊に味方する兵士が増加していることを指摘した。一方でヒムスの住民は、軍がバーバー・アムル地区でデモ隊を対空砲で砲撃したと述べた。また、ヒムス市内の他の諸地区やダイル・アッ=ザウルでは爆発音と大砲の砲撃音が聞こえた。
同監視団は、「ヒムス市で土曜日[29日]午前、民間人3人が死亡した。その内1人はダイル・バアルバ地区の若者で、アル=バイヤーダ地区の検問所の狙撃兵によって撃ち殺された」と述べた。さらに、その他の2人は「バーバー・アムル地区で重機関銃での銃撃により」死亡したと付け加えた。
また、監視団は「ヒムス県タルビーサ村で45歳の女性が、町の競技場に隣接する検問所にいた狙撃兵によって撃ち殺された」と発表した。
一方で、シリアの治安部隊は昨日土曜日[29日]午前、ヒムス地方のアッ=ダウィール村で家宅捜索と一斉検挙を行い、10人を逮捕した。これは治安機関に指名手配されている者らを捜索するために行われた。
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( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:24402 )