歌手シヴァン・ペルヴェル、ヴァンへの援助は和平を築く
2011年10月30日付 Yeni Safak 紙
クルド系歌手のシヴァン・ペルヴェルは、ヴァン地震のため発表したメッセージで、ヴァン地震によって深く悲しんでいるとし、ヴァンとその周辺で起こった地震の死者の冥福と負傷者の回復を心から祈っていると述べた。
■平和のために歩を進めよう
ペルヴェルはメッセージの中で、「ヴァンの人々の状況を見て、とても深く悲しんでいる。彼らの全ての痛みを共有している。しかし、どれほど困難でも希望を捨てないでほしい。未来はもっと素晴らしいだろう」と述べ、次のように続けた。
「公的機関と市民団体とともにやさしく勇敢な人々が皆駆けつけて、昼夜問わず恐らく一人でも多くがれきの下から救出するという希望をもって、素手でがれきを取り除いている。こうした人々に深く感謝している。なぜなら、 彼らは、いかなる分け隔てもなく、偏見を持たず、人として必要な熱い心と友愛をヴァンに対して持っている。私は、私達の故郷で平和は、この考え方でのみ構築できると信じている。将来このような常識ある人々がさらに強く、さらに発言力をもつようになることを祈っている。また、最近頭角を現している醜く民族主義的な発言をする人々、視聴率用のお飾りの人形たちに対して立ち向かうほどに強くなってほしい。ここで私を不安にしている問題は、この種の発言が人々の一部によって容認されていることと、このような民族主義者の胸糞悪さが、何年もの間続いているということである。平和を望んでいるなら、アフメト・カヤをリンチした性向の持ち主をメディアのオーナー達がもはや容認してはいけない。民族主義的と差別的発言がどこから誰が発言しても、そいつに厳しく対応するべきだ。」
■視聴率お飾り人形たちを常識が黙らせるべきだ
クルド人歌手シヴァン・ペルヴェルは、「本当に平和を望むならば、アフメト・カヤをリンチした性向の持ち主をメディアのオーナーがもはや容認してはいけない。常識ある人々が、民族主義的な発言をするお飾り人形たち(注)に対して対抗できるように」と述べた。
[訳者注:差別主義的発言で批判を集めたATVの女性キャスター・ミュゲ・アンルらを指している。]
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:24407 )