中国特使:シリアの「危険な状況」は続いてはならない
2011年10月31日付 al-Hayat 紙

中国特使:シリアの「危険な状況」は続いてはならない

2011年10月31日『アル=ハヤート』

【カイロ:AFP】

中国の呉思科中東問題特使は、最近のダマスカスへの訪問の中で、シリア当局にデモの抑圧を「続けることはできない」と警告したと強調した。

同特使は「シリアの高官らに状況の深刻さを強調し、現状を継続することはできないと強調した。」と語った。また中国特使は、シリアのバッシャール・アル=アサド大統領は「シリア国民の正当な要求と希望を尊重し、それらに応じなければならない」と付け加えた。

同特使は、シリア訪問中の木曜日[27日]、「国民の意志と正当な国民の要求を尊重しなければならない。広範な参加と平和的改革に関する広範囲にわたる同意が存在する。」と語っていた。

呉思科特使は、「シリア国民の参加および改革推進によってシリア国民の要求の実現が可能であると我々は考えている。」と述べ、「これ以上の流血を止めるため、すべての暴力行為を停止することおよび、対話などの平和的手段を通して改革を実行すること」を呼びかけた。また、「国民の選択を尊重しなければならない」と付け加えた。

また、同特使は、「シリア政府が改革の約束遂行を急ぎ、可能な限り早く、広範にわたる関係者が参加する包括的政治キャンペーンを実施するという望み」について表明した。また、それは、「シリア国民の希望と正当な要望に応じることを意味している。」と述べた。

さらに同特使は「現在、第一の優先事項は、シリアの各関係者が、祖国と国民の利益を優先させること、あらゆる暴力行為の停止、そして血まみれの戦闘や犠牲者の死亡を止めるために、具体的な措置をとることである。」との考えを表明した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:24410 )