■タンターウィー元帥、海軍による最大規模の実弾演習を視察
2011年10月31日 ハヤート紙
【アレクサンドリア:本紙】
エジプト海軍最大の”戦術的”軍事作戦のひとつとして、軍最高評議会議長のアル=ムシール・フサイン・タンターウィー元帥が昨日、演習「海の勝利44」を視察した。同演習は、様々な機種を擁する海軍の47部隊が実施し、加えて海軍電撃部隊、空軍の飛行機も複数参加した。この演習中、13の戦闘模擬作戦が行われ、それはエジプト海軍の影響圏、通信網、海上輸送の動き、そして海上及び沿岸の経済的な目標の安全を確保するために行われた。また、それに加えて、あらゆる種類の海上防衛装備の配備や対抗措置が行われ、潜水艦やランチャー、砲台などから発射される潜水艦発射巡航ミサイルや艦対艦ミサイルを配備した海上防衛拠点が編成された。
また、この演習では、殉職軍人の名を冠する新型の高速艇が初めて導入された。また、哨戒艇「バハリーヤ1号」の戦闘能力および技術性能のテストが行われた。これは100パーセント、エジプト人の手によりエジプトの経験を用いて計画・製造されたものであり、軍事作戦における高い性能と、動きの敏捷さを誇る。また、タンターウィー元帥は、海軍司令部の複数の行政施設や訓練施設への視察を行った。この演習には、他にも軍評議会副議長で参謀長のサーミー・アナーン中将および軍幹部らが参加した。
( 翻訳者:川口航史 )
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