中央銀行総裁、本年度中の金利引き上げの可能性を示唆
2011年10月25日付 Mardomsalari 紙

 中央銀行総裁は本年度中に銀行の預金利率を引き上げる可能性について明らかにし、「この問題に関する検討と決定は、通貨信用評議会の次期会合の議題となるだろう」と述べた。

 メフル通信によると、マフムード・バフマニー氏は昨日、「政府・民間部門対話評議会」が行われているなか記者団の前に姿を現し、預金利率の引き上げを〔政府に〕求めていることを明らかにした上で、「〔通貨信用〕評議会が承認すれば、本年度中に融資利率の引き上げが行われるだろう」と語った。

 中央銀行総裁はメフル通信記者の質問に答える形で、さらに「中央銀行は、少なくともインフレに応じた預金利率の引き上げを求めている。このことに関して、評議会の前向きな見解を得られることができるれば、と思っている」と付け加えた。

 同総裁はまた、本年度の銀行業界の預金獲得状況に関する質問に答えるなかで、「預金率は本年度、わずかに増えたが、本年度の預金利率の引き下げによって、〔預金率がもっと増えるだろうという〕当初の予想は現実にはならなかった」とも述べた。

 バフマニー氏はシャフリーヴァル月〔西暦8月~9月〕のインフレ率を17.3%と発表し、「メフル月〔同9月〜10月〕のインフレ率については、10日以内に発表する」と指摘した。

 同氏は続けて、外国為替市場の安定化についても、「外貨の価格にバランスをもたらすための政策を、必ず実施するつもりだ。というのも、為替レートは需給状況に比例しているからである。したがって、中央銀行は〔外貨の〕供給増加を目指す政策を活用〔して、リヤール安に対抗〕する予定だ」と述べた。

 中央銀行総裁はまた、〔アメリカが画策している〕同銀行に対する制裁に関して、「国連や公的機関が中央銀行の制裁に同意するとは思わない。なぜなら中央銀行は一つの独立した機関であり、それを制裁することは違法だと見なされるからである」と語った。

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( 翻訳者:8408090 )
( 記事ID:24416 )