ハッキャーリ県チュクルジャ郡にあるカザン渓谷へ向けたトルコ軍治安部隊による陸・空からの軍事作戦が完了し、先週、24人のPKKメンバーの遺体が調査の為にマラトゥヤ法医学研究所へ搬送された。
人権協会ハッキャーリ支部に支援を求めた遺族は、この地区で他にも殺されたPKKメンバーがいると主張し、平和民主党(BDP)の議員と共に、カザン渓谷でPKKメンバーの遺体を捜索した。一昨日の捜索では、4人の遺体を発見し、本日も近隣住民らの協力を得て9人の遺体が発見された。
カザン渓谷はハッキャーリから70キロの距離で、チュクルジャ郡にある。その延長として知られるピラン渓谷で、空軍の援護を受けた軍事作戦が10日間に渡って行われ、これにより死亡したPKKメンバーの遺体を、ハッキャーリ県庁の許可の下、家族や地元住民が捜索している。一昨日はBDP国会議員らも捜索に加わり、女性1人を含む4人のPKKメンバーの遺体が発見され、チュクルジャ郡に送還された。今日もまた地元住民やPKKメンバーの家族らによって捜索が行われ、女性1人を含む9人のPKKメンバーの遺体が発見された。岩場で発見されたPKKメンバーの遺体は、地元住民らによって検死のためにチュクルジャ郡へ運ばれ、検察庁へ引き渡された。地元住民や家族らは、この地域にまだ遺体がある可能性があると主張し、捜索を継続すると話した。最後に遺体で見つかった9人を合わせて、現在までに軍事作戦で死亡したPKKメンバーは合計37人となった。
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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:24444 )