ドイツ連邦議会、国籍法改正案を否決―トルコ系市民、がっかり
2011年11月10日付 Radikal 紙
ドイツ連邦議会で、在ドイツトルコ系市民が強く関心を寄せる国籍法改正案が否決された。
ベルリンのドイツ連邦議会で、野党のドイツ社会民主党(SPD)が提出した国籍変更に関する改正法案は否決された。
問題の改定法案は、ドイツで生まれた外国人の子供が恒常的に二重国籍が持てるとの内容であった。緑の党、左翼党が提出した、ドイツ国籍に切り替える事を容易にする決議案も議会で否決された。
ドイツで現在適用されている法律では、ドイツで生まれた移民の子供達は生まれてすぐに二重国籍を認められるが、18-21歳の間にいずれかの国籍を選択することを余儀なくされる。これは本来、EU加盟国の国民に適応されるべきものであるが、同加盟国の国民は要望すれば二重国籍を取得し得るようになっている。エルドアン首相は、ドイツのトルコ系市民が関心を抱き、多くの移民が不当な扱いをされるこの問題について、ドイツのメルケル首相との会見でもしばしば議題としている。
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( 翻訳者:有田 潤 )
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