地震で被害を受けたエルジシュで、身体に障害を持つ7歳のデニズ・オルグンさんが、ナイロン製テントで生活する中病気にかかり、死亡した。
エルジシュから7キロ離れたところにあるチェレビバー町のジュムフリイェト地区に住むエンヴェル・オルグンさんの自宅は地震で破損した。オルグンさんは危機センターと郡知事府を何度も訪れたにもかかわらずテントをもらうことができず、自らナイロンで小屋を作り、12人家族とそこで生活を始めたと述べた。この家の子供で、障害のあるデニズ・オルグンさんが、体調を崩してビトリス市立病院に搬送され、そこからバトマンに移されたが亡くなった。
■申請したにもかかわらずテントをもらえなかった。
9人の子供と妻とともにナイロンの小屋で生活を続ける一家の父親、エンヴェル・オルグンさんは次のように話した。
「私は、申請しましたがテントをもらえませんでした。自分で作ったテントで生活していた時に娘が体調を崩し、バトマンに搬送された後、そこで亡くなりました。私は家で暮らしていた時は、子供をちゃんと育てていました。しかし、ナイロンの小屋で娘は感染症にかかり病気になり、搬送先のバトマンの病院で亡くなりました。寒いけれど、テントをもらえなかったので家族とともにナイロン小屋で生活を続けています。」
セラハッティン・チャーヴシュさんは、チェレビバー町にあった自宅が地震で損壊し、中に入るのは怖いと語り、何一つ援助を受けられなかったと主張する。
また、約1,000リラを費やして、鉄板と絶縁材で避難場所を作った7人の子供の父親であるジェヴデト・ピシルゲンさんは、「テントを待っていたが来なかったので、こうすることにした。この雪では他に方法が見つけられなかった」と話した。
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:24532 )