大使館襲撃に関し、シリア、トルコに謝罪
2011年11月14日付 Yeni Safak 紙

シリアは、トルコ大使館が襲撃を受けたことに対し謝罪を行なった。

シリアのワリード・アル=ムアッリム外相は、トルコの在シリア公館が襲撃を受けたことに対し謝罪を行なった。

アル=ムアッリム外相はダマスカスで記者会見を行ない、「外務大臣として、外国の公館が襲撃を受けたことにお詫び申し上げる」と述べた。

同外相は、『(領事関係に関する)ウィーン条約』に基づき(シリア政府には)大使館職員の安全保障に責任があると述べ、このような事件が再び起こらないよう願っていると話した。

一昨日、アラブ連盟がシリアの加盟国としての資格を停止した後、政府支持派と自称する大規模なグループが棍棒やナイフを手にトルコ、サウジアラビア、フランスの在シリア公館を襲撃した。

■ダヴトオール外相:襲撃に対し断固とした姿勢をとる

トルコのアフメト・ダヴトオール外相は、在シリアの外交機関に対し襲撃が行なわれたことについて、(トルコは)この襲撃に対し最も断固とした姿勢をとり、シリア国民の正当な闘争を支持し続けると述べた。

ダヴトオール外相は、トルコ大国民議会の計画・予算委員会にて2012年の外務省の予算に関する報告を行なったが、その際にトルコの在ダマスカス大使館、在ラタキア名誉領事館、在アレッポ総領事館に対し行なわれた襲撃についてもコメントした。

同外相は次のように述べた。
「ここから、トルコ議会議事堂の中から、シリア政府に対しもう一度呼びかけたい。我々の総領事館、大使館への襲撃に対し、然るべき外交上の対応により謝罪が行なわれた。しかし我々はこの襲撃に対し最も頑固とした姿勢をとり、シリア国民の正当な闘争を支持し続ける。」

ダヴトオール外相は、一昨日のアラブ連盟の決定は(トルコも)共に協議したものであり、正しい決定であったと話し、「今やもうこのメッセージをシリア政府に届けなければならないので」と述べた。

ダヴトオール外相は、モロッコで行なわれるアラブ連盟とトルコ・アラブフォーラムの会合でこの決定について話し合うとし、今後はシリア政府が自国民に対する暴力を止め、一秒でも早く改革を始める必要があると述べた。

同外相はまた次のようにも述べた。「この件におけるトルコの方針は明確である。国民の正当な要求を支持し、シリア政府の圧力に対し然るべき地域的・国際的戦略を実行する。」

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( 翻訳者:篁日向子 )
( 記事ID:24546 )