エルドアン・バイラクタル環境都市整備大臣が発表した新しいヴァンが建設されるエレクリダーのふもとにあるケヴェンリ村付近がAAAA通信社の記者によって撮影された。
二度の地震が起きたヴァンで救援活動が続けられる中、町を新しい地域に移転するための取り組みも加速している。この計画のために調査を行った専門家は、まず最初に、新しいヴァンが造られる場所を決定した。
エルドアン・バイラクタル環境都市整備大臣は新しい町の場所としてエレクリダーのふもとのケヴェンリ村一帯を発表し、周辺の写真がアナトリア通信(AA)記者とカメラマンによって撮影された。この地区の住民はこの決定への喜びを口にしている。
地盤の強さで選ばれたこの地区は、建設が続いている41キロの環状線の周辺にある。新しい町の建設によって住民の流出が止まるだろうと述べた村人は、この決定によってヴァンから他に移住した多くの人々が戻ってくるだろうとも話した。ケヴェンリ村に暮らしているハカン・ギュルセヴェンさんは、ヴァンからの人口流出が起こっていることを悲しく思っていたと述べ、新しい都市の建設によって人々の考えが変わりまた戻ってくることを信じていると話した。
村人の一人オスマン・トゥールルさんも、「新しい町が造られるには時間を要する。国の要人は、もちろんここにやってきて視察をしていた。彼らは新しい都市を私達の村で作る計画を立てている。ヴァンを昔の美しい状態に戻すには時間を要する。このため、全国民が一つになることが必要である」と述べた。
ヴァンから人口流出が続いていては町は昔のようにはならないと話すトゥールルさんは、「もし私達が国として一つであるならば、ここから出て行った人も、戻ってここにとどまり、一つになる必要がある。自分の家が倒壊したからと言って私がここから逃げていくことが救いではない。私の故郷がここである以上、私の母と父がここで暮らし、ここで死んでいる以上、私達も彼らの後を継いで(ここで暮らしていく)努力を続けていきます」と話した。
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:24600 )