サッカー観戦にトルコ国旗デザインのTシャツは「分離主義」―イラン
2011年11月21日付 Hurriyet 紙
イランの複数の政府寄りインターネットサイトは、あるサッカーの試合でトルコとアゼルバイジャンの国旗が付いたTシャツを着用し、アゼルバイジャンの国旗を携えたアゼリーサポーターを分離主義者だと非難した。
イランでアゼリーが住民の大半を占めるタブリーズ市のサッカーチーム・トラジュトルサジとシーラーズ市のチーム・フェジュリ・セパシとの試合中に撮影された写真では、数人のサポーターがトルコ国旗の付いたTシャツを着ており、さらにそのうちの数人がアゼルバイジャンの国旗を携えていたことが伺える。
(イラン)政府寄りのラジャニュース社のインターネットサイトニュースは、「フェジュリとトラジュトルの試合に分離主義者のシンボルで人々が参加」との見出しで報道した。
同ニュースの詳細では、「残念なことであるが、この者たちは他のサポーターの先頭に立って、他の都市においても何度も分離主義的騒動を起こさせてきた」と報じた。
一方、「パン・トルコ主義的考えを広げようと努めるこれら観客席の扇動者らは、サッカーの試合を自身のゆがんだ目的のために悪用している」との説明を付け加えた。
同様の写真は、似たような説明が付けられて、数多くの異なる政府寄りのインターネットサイトに掲載されている。
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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:24611 )