全国の金曜礼拝導師ら、脅威に対する国民の抵抗を強調
2011年11月12日付 Jam-e Jam 紙

 〔米やイスラエルによる〕イラン・イスラーム共和国への威嚇に対するハーメネイー革命最高指導者の毅然たる応答を受け、イラン各地の金曜礼拝導師たちは昨日の説教のなかで、同師の発言は敵による心理戦に対する堅固な防波堤に他ならないとの見方を示し、脅威に対する国民的抵抗と、革命最高指導者の賢慮への臣従の必要性を強調した。

 イラン国営放送報道センターによると、テヘラン金曜礼拝導師で、ホッジャトルエスラーム・ヴァル・モスレミーンのサディーギー師は、イラン国民に対する覇権主義体制の威嚇と、それに対する革命最高指導者の敵を叩きのめすかのような明快な発言について言及し、次のように述べた。「覇権主義体制はすでに行き詰まっている。全く無意味な挑発を繰り返すことで、自らの滅亡を防ごうとしているに過ぎないのだ」。

 同師はまた、イラン国民は8年間に及ぶ聖なる防衛〔=イラン・イラク戦争〕で、西洋諸国に毅然たる回答を示したと指摘した上で、「イラン国民は、自らの理想を強く堅持し続けてきたし、今後のどんな脅威に対する回答も確固たるものとなるだろう」と続けた。

 テヘラン金曜礼拝導師は更に、「イラン国民の敵どもは、今回のような脅しによって、自らを滅亡へと向かわせているのだ」とも語った。

 ゴム金曜礼拝導師で、ホッジャトルエスラーム・ヴァル・モスレミーンのサイーディー師もまた、イラン国民を脅しつけるのは、今も昔も変わらない革命の敵どものやり口だとした上で、次のように続けた。「亡きイマーム〔・ホメイニー〕の賢明なるご指導と、革命最高指導者〔ハーメネイー〕のご指示、そして〔これらの指導に対する〕イラン国民の模範的臣従を持ってすれば、このようなやり口は何ら効果をもたない。むしろ敵は、情熱的なイラン人民によってつねに敗北を味わってきたのだ」。

 同師はまた、テロや〔イランを構成する少数〕民族の扇動、また強要された戦争〔=イラン・イラク戦争〕、経済制裁・封鎖などは全て、敵のやり口の一例だと指摘し、「イラン国民の敵は、イラン人を恐怖に陥れたいという願望を墓にまで持っていくことになるだろう」と続けた。

 ゴム金曜礼拝導師はまた、CIAの某将校が打ち明けたことについてもふれ、次のように述べた。「この人物によれば、過去から現在に至るアメリカの反イラン的陰謀の全ては、イラン国民を恐怖させることを目的としたものなのであり、西洋諸国が本当に懸念していることとは、イラン人民がアメリカに恐怖を感じなくなることなのだ」。

 ホッジャトルエスラーム・ヴァル・モスレミーンのアラム=アルホダー氏も、マシュハドでの金曜礼拝での説教の中で「経験が示すところでは、アメリカはこれまで、人民と対峙したときは必ず敗北を喫してきた。アメリカは軍組織と対決するときは、軍事力や軍の装備などの面で〔兵士たちの士気の低さを相殺するような〕バランスをとることができるが、しかしこの国にいる7000万人もの人間、それも全員が戦闘員であるような人間たちの前では、力の面で〔自らの強さを〕評価したり、〔イランとの戦力差の〕バランスを取ったりすることなど不可能だからだ」と述べている。

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( 翻訳者:8406055 )
( 記事ID:24642 )