ヴァンで建設中の団地、急ピッチで完成へ、1708戸まもなく入居
2011年11月26日付 Hurriyet 紙


ヴァンでの地震後とりわけ避難先の問題を抱えた被災者たちのために、急ピッチで対応を進めている集合住宅局(TOKİ)は、1,708戸の住居を権利所有者達に譲渡することを開始した。

TOKİは、ヴァン地震で持ち上がった緊急避難先の問題を一刻も早く解決するために、ヴァンに建設中だった1,708戸の譲渡を前倒しし、条件付き入居可能な段階にある住居を、居住準備が整ったブロックから各家々の所有者達へ譲渡する作業を始めた。TOKİは、これによって約1万人の被災者の避難問題を解決したことになる。

建物や周辺環境の復旧作業が急ピッチで続いている。ヴァンの被災者達の避難住宅不足に対応するため、今日までに6,000戸のコンテナ製の仮設住宅と、2,944戸の住宅の募集を行ったTOKİは、さらに1,808戸の住宅の入居者募集を募るまでにこぎつけた。

TOKİは、被災者達が住宅に即座に移れるように、条件付き入居手続きの終了を待つことなく、「仮入居」として(住居の)権利所有者の入居を決定し、この決定の枠内で、ヴァンの中央に位置するコルバシュ村に1,058戸、同じくヴァン県中央にあるバルダクチュ村に426戸、ヴァンのボスタニチに224戸の計1,708戸を、所有者に譲渡することを開始した。

TOKİは、住宅の電気や上下水道のようなインフラ問題を解消するための要望書を関係各省に送付した。

■ 付加価値税(KDV)の前金での支払いは猶予される

住居の譲渡手続きの中には、「付加価値税法第3065号」に則り、前金として徴収されることになっている家の価格の1%の付加価値税(KDV)も、被災者達の被害状況を踏まえ、前金での支払いは猶予される予定である。当該の税金価格は、買い手が支払う合計金額に反映される。平均価格が10万リラ(約410万円)である住宅の付加価値税額は約1,000リラ(約41,000円)で、被災者達が前払いで支払うことはない。

■ 最初の支払いは来年の3月から

TOKİは、ヴァンの被災者達に住宅ローンの支払いについても支援を行い、住居を購入する権利所有者達のローンの支払いが延期された。これによって、条件付け入居として住宅の引き渡しを受ける被災者達の住宅ローンの支払いは、来年の3月から開始される予定である。

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( 翻訳者:濱田裕樹 )
( 記事ID:24662 )