宗務長官、ヒジュラ暦新年のメッセージ
2011年11月27日付 Yeni Safak 紙


メフメト・ギョルメズ宗務庁長官は、イスラム世界が新年を迎えたことを受けてメッセージを発表した。ギョルメズ長官はメッセージにおいて、聖ムハンマドのメッカからメディナへのヒジュラ(聖遷)が実現し、慈悲深い預言者が「アッラーの月」と名付けたムハッラム月(ヒジュラ暦の1月)が、イスラム世界に、そしてすべての人間に幸福と豊かさをもたらすことを願った。また同長官は、ヒジュラが「アッラーに対する、そしてアッラーの聖なる使いである慈悲深い預言者に対する心からの信頼の表明であり、友愛や兄弟愛、知と英知に向かって開かれた旅の物語」であると述べた。ヒジュラ歴によると61年ムハッラム月の10日に、聖フサインを含む70人がカルバラーにて殉教したことに関しても、ギョルメズ長官は「この痛ましい出来事は、特に宗派や心の在り方に関わらずすべてのムスリムにとって何世紀経っても止むことのない共通の痛みとなりました」と述べた。

■ハラール食品において遅れをとった

ギョルメズ長官は、宗務庁によって開催された「現代宗教問題協議会」においても「ハラール(イスラム法に違反しない)食品」に関する発表を行なった。この件に関してトルコが遅れをとっていると述べた同長官は、「ハラールは、宗教における禁忌の最も基本的な問題です。生産や消費、商業モラルといった事柄は、イスラムが最も重要視している問題です。これらの問題に対して(イスラムは)秩序を定めてるのです」と話した。

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:24674 )