アブタヒー議員「人民はイギリスとの関係断絶を喜んでいる」
2011年11月30日付 Jam-e Jam 紙


【ジャーメ・ジャム・オンライン】ホメイニーシャフル選出の国会議員は、ロンドンにあるイラン大使館がイギリス政府によって閉鎖され、またテヘランにあるイギリス大使館も閉鎖されたことについて、イラン人民にとって喜ばしいことだとの見方を示した。

 セイエド・モハンマド・ジャヴァード・アブタヒー議員はジャーメ・ジャム・オンライン記者とのインタビューの中で、「年老いた植民地主義」に対するイラン人民の嫌悪感について触れた上で、「イラン人民はイギリスとの関係断絶を間違いなく喜んでいる。もちろん、〔ロンドンにある〕イラン大使館と、テヘランにあるイギリス大使館を閉鎖したイギリスの措置が長続きするとは思わない。今回の行動で、イギリス政府のイランにおける情報網も休止を余儀なくされるからだ」と語った。

 同氏はその上で、「イギリスはイラン国民に対して後ろめたい過去を持っている。歴史上の様々な時期に、特にイスラーム革命後、イギリスはイラン人民に対する自らの敵意を証明したからだ」と述べ、さらに次のように指摘した。

ヨーロッパ、特にイギリスの経済状況が悪化していることを考えると、イギリスは〔イランへの〕復帰を懇願し、イラン大使館を閉鎖した自らの行動について、後悔の念を表明してくるだろうと思う。ミコノス裁判をめぐって、ヨーロッパ各国が自国の大使をテヘランから召還し、その後謝罪して〔イランに〕戻ってきたように、である。

 同氏はその上で、「大英帝国の時代は過ぎ去ったということを、今は年老いた狐のように遠吠えするしか能がないということを、イギリス政府も知るべきだ」と付け加えた。

 アブタヒー氏は〔ロンドン及びテヘランにある〕イラン・イギリス両大使館を閉鎖するというイギリス政府の措置がもたらすであろう影響について、「この措置によって最大の害を長期間にわたって受けるのは、イギリスと西洋の方だろう。なぜなら、石油価格が上昇して、ロンドンの株価も急落することになるからだ」と指摘した。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:24723 )