TEM高速で134台玉突き事故―トルコ史上最大台数の事故!
2011年12月03日付 Hurriyet 紙


ヨーロッパ横断自動車道(TEM高速)ブュックチェクメジェ橋で、午前7時台、濃霧と凍結のため、134台が絡む玉突き事故が発生。この事故で1名が死亡、29名が負傷し、TEM高速上下線が閉鎖した。事故現場には多数の救急および消防隊員が要請され、負傷者は救急車で病院に搬送。消防隊員と救急隊員は車内に取り残された乗員の救助にあたった。午前11時30分には車両が撤去され、その後、道路は再開通されたが、この事故は、トルコ国内で最も多くの車両が巻き込まれた玉突き事故の一つとなった。

TEM高速カラアーチ地点カラス陸橋付近で発生し134台が絡んだ事故で、1名が死亡し、多数の負傷者が周辺病院に搬送され治療を受けている。TEM高速道路のブュックチェクメジェ橋で午前中の凍結により発生した玉突き事故でアンカラ方面・エディルネ方面がともに閉鎖されていたが、再開通した。

この事故で「09HH998」ナンバーの車両内で押しつぶされ死亡したギュルジャン・ドゥールさん(42)の遺体は、必要な調査を受けた後、国立ブュックチェクメジェ病院の遺体安置所に運ばれた。また事故で負傷した人々は、国立エセンユルト病院、私立アヴジュラルアナトリア病院、国立チャタルジャ病院、国立スィリヴリ病院に搬送され、治療を受けた。救急隊員らによって現場でたったままで手当てを受けた被害者数名は、車両から貴重品をとり出した後、市街まで徒歩で移動した。

一方、交通機動隊は、健康状態に問題のないドライバーたちには車両を移動させるようアナウンスをおこなった。イスタンブル広域市と高速機動隊が事故で動けなくなった車両を撤去、また、操作可能な車両についてはドライバーみずから道路から移動したのち、道路の整備がおこなわれ、すぐに交通機能は回復された。

■怖がり震える犬

今回の事故に遭遇した車両のうちの1台では、乗っていた犬がおびえ、飼い主がなだめようと必死になっていた。しかし数台の車両のドライバーは事故車両と一緒に写真を撮ってもらっていた。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:24743 )