エジプト:5日の決選投票でイスラーム勢力同士の争い
2011年12月05日付 al-Hayat 紙
エジプト:5日の決選投票でイスラーム勢力同士の争い
2011年12月5日『アル=ハヤート』
【カイロ:アフマド・ムスタファー、アフマド・ラヒーム】
数百万人のエジプト人有権者は今日[5日]、特にイスラーム勢力とイスラーム勢力の争いの中、議会選挙の第一段階のうちの決選投票に向かう。決選投票は、継続する党派分極化の警告し、当局が第一回の投票で起きた過ちの回避を保証する中で行われる。
決選投票は第一段階の9県に小選挙区制で割り当てられた56議席のうち、52議席に対して実施される。第一段階の9県は、カイロ県、ファイユーム県、ポートサイド県、ダミエッタ県、アレクサンドリア県、カフル・アッ=シェイフ県、アスィユート県、ルクソール県、紅海県である。また、一つの選挙区、カイロ県のマアーディーとヘルワーン地区の選挙区は、決選投票から除外される。この選挙区では、ジャーナリストのムスタファー・バクリー氏が専門議席を、「ムスリム同胞団」からの候補者であるラマダーン・アフマド・サーリム氏が労働者議席を獲得した。
今日[5日]、ヘリオポリス(モスル・ゲディーダ)選挙区とポートサイド県の最初の選挙区を除いて、残りの選挙区で専門職と労働者の議席を巡って争われる。エジプトの新たな選挙区では、政治家のアムル・ハムザーウィー氏が専門職議席で当選した。また、ポートサイド県の最初の選挙区では、「同胞団」の候補者であるアクラム・アッ=シャーイル氏が専門職議席で当選した。この決選投票は、104名の候補者が争う9県で、1万143名の判事を通じて完全な司法の管理の下で実施される。
「同胞団」の政治的組織である「自由公正党」とサラフィー主義の「アン=ヌール党」が22議席を争うため、この決選投票の選挙区の大部分では、イスラーム主義潮流の候補者が互いに争うことになる。つまり、これらの議席はすでにイスラム勢力支持であることが決定していたということになる。その一方、「自由公正党」の他の23名の候補者は、無所属の候補者らやリベラル主義潮流と考えられる候補者らと議席を争う。
(後略)
この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:24763 )