ヴァン市イスタション地区のアブドゥッラフマン・ガージー高校の向かいにあって、地震で深刻な被害を受けた6階建てのアルカン・アパートが、取り壊し作業中に倒壊した。瓦礫の下敷きとなったショベルカー運転手レジェプ・ゲゼルさんが遺体でみつかった。
ヴァンでおきた地震で644人が亡くなった。一方、瓦礫の撤去作業は継続している。ヴァン県当局が取り壊しを許可した6階建てビルの取り壊し作業中、作業車の運転手レジェプ・ゲゼルさんが瓦礫の下敷きとなった。
ヴァン市イスタション地区にある6階建てのアルカン・アパートは、マグニチュード7.2の最初の地震の5日前に完成し、入居が始まった。新しいアパートで5日間暮らした住民は、地震後に建物から退去した。被害査定チームは、「深刻な被害を受けており、緊急に取り壊すべし」と報告し、同建物はヴァン県当局からの委託で取り壊し作業が始められた。取り壊し作業の間、地下の柱を切断していたショベルカー運転手のレジェプ・ゲゼルさんが、倒壊したビルの瓦礫の下敷きとなった。事件現場に派遣された国立医療捜索救助チーム(UMKE)と民間捜索救助チームは、ショベルカー運転手の救助活動を開始した。その結果、ショベルカー運転手は遺体でみつかった。瓦礫置き場にいたイスタション地区の住民は、ショベルカー運転手に建物の取り壊し方について警告したにもかかわらず、それに注意を払わなかった、と話した。
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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:24765 )