■:シリア:経済は活発に活動。輸出は10%増加し、イラクへの輸出は倍増
2011年12月20日『アル=ハヤート』
【ダマスカス ヌールッディーン・アアサル】
シリアのムハンマド・ニダール・アッ=シャアール経済相は、経済・精神的圧力にもかかわらずシリアの経済は依然として「大いなる活発さ」で活動していると発表した。これらの圧力は連日かけられている。同経済相は、輸出は10~12%増加、イラクへの輸出は倍増したと強調した。
アッ=シャアール経済相は、昨日(19日)ダマスカスで開会した「実業家と投資フォーラム」の際に本紙に対し、「物価は依然として相対的に安定している。同様に、シリア通貨の交換比率安定している。諸般の工場も操業している。」と述べた。また、同経済相は「地元の市場では一部の生産物の価格が上昇している。その原因は、それらの産物の輸入の過程と、産物にかかる関税である。価格上昇の原因となった諸措置は、我々が先般シリアの外貨準備保持のために導入した措置である。」と指摘した。アッ=シャアール経済相はフォーラムでの演説で、「情報技術、農産物加工業、在外シリア資産の誘致に集中するよう呼びかける。在外シリア資産は、1000億ドルと推定される。」と述べた。
このフォーラムは、「シリア投資機構」が「シリア・ヨーロッパ協会」の協力で開催したものである。フォーラムには、地元の投資家や経済・法律の研究者に加え、トルコ、タタールスタン、レバノン、イラク、イラン、スーダン、ヨルダン、クウェイト、オマーンの投資家が参加した。2日間のフォーラムでは、シリアにおける投資環境、投資機会、投資の保障、及び工業都市での投資が議論される。それに加え、新しい投資法規や観光・不動産投資の法規の法案も議論される。投資機構は、104件の投資計画の経済性の調査を整えた、投資家に提示する予定である。計画は、74件の工業事業、18件の農業事業、6件の再生可能エネルギー事業を含む。
「シリア投資機構」のアフマド・ディヤーブ総裁は本紙に対し、「このフォーラムにより、内外の投資家に我々はあらゆる問題を解決するであろうというメッセージを送ることを目指している。解決される問題とは、投資を妨げている諸問題である。また、外部に対しては、我々の元には多くの機会があるということ、大規模な投資は困難なときに行われるというメッセージを発したい。」と述べた。同総裁は、投資からに対し危機にもかかわらずシリアで投資するよう呼びかけるとともに、同機構は投資法第8号の改正に取り組んでおり、新しい法律は投資活動の全当事者に大いに競争力をもたせると強調した。
「シリア・ヨーロッパ協会」のカマール・ビルカスリー会長は、2件の事業を明らかにした。1件目はダマスカスにシリア製品の監修や広報と、ヨーロッパ諸国への販売を行うためのセンターをダマスカスに建設する事業である。ヨーロッパ諸国への販売に先立ち、3カ月間の広報キャンペーンが行われる。
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( 翻訳者:高岡豊 )
( 記事ID:24883 )