ビンギョル最大のPKK基地、破壊される
2011年12月26日付 Milliyet 紙


治安部隊がビンギョル県で展開した作戦により、クルディスタン労働者党(PKK、非合法組織)党員2名が拘束された。内1名はビンギョル責任者。拘束されたPKKメンバーは、警察署を攻撃して兵士6名の殺害、及び、ビンギョル県村落防衛隊長ハジュ・アランの殺害に至らしめた襲撃に関与した点が明らかになった。治安部隊は、現状で地域最大の地下基地も破壊した。

■地域支部幹部の拘束

ビンギョル県庁は、同県の軍警察指令部がカルルオバ郡中心部で作戦を実行し、コードネーム「ズィンダン」(ビンギョル責任者)とコードネーム「シヤール」(イラン系メンバー)を拘束した、と発表した。それによると、PKKメンバーが、2010年5月1日トゥンジェリ県ナジミイェ郡サルヤイラ軍警察署を攻撃し兵士6名を殺害、同年7月カルルオバで攻撃を行い村落防衛隊長ハジュ・アランの殺害に関与したことが明らかになった。拘束時、PKKメンバーから手榴弾2発、拳銃2丁 (グロックとラマ)、弾倉、弾薬が押収された。

■幹部室付き基地を発見

拘束されたPKK2名からの情報によると、12月24日朝、軍警察特別作戦部隊、暫定村落防衛隊、爆発物専門家がビンギョル県オルタチャナク地区で作戦を遂行した。
作戦では近年摘発された地域最大で手掘りの地下基地の存在が判明した。基地内を捜索したところ、幹部室、教練室、台所、トイレ、15-20人収容可能な部屋2部屋、倉庫2か所、狙撃用ライフル用眼鏡、発電機2機、ミシン1台、無線アンテナ7基、太陽パネル2台、布150m、ジャージ10セット、靴50足、食糧約5トン分、生活道具、衣料、清掃道具、大量の医薬品が見つかった。

押収された物資は、共和国検察局の命令により基地・倉庫現場で破壊されたことが明らかにされた。

■PKK軍事作戦で12名拘束

12月22日、治安部隊は軍事作戦を遂行した。拘束者には、ビンギョル県中心部、アダクル、カルルオバ、イスタンブル県でPKKに対する食料物資の提供容疑、軍事作戦の遂行や部隊の動きに関する情報提供容疑、テロ組織のための集金活動を代行した容疑、地域で活動を行っているPKKメンバーに対する幇助容疑がかけられている。作戦では、監視下にある16名の中、村長1名を含む12名が送致され、裁判所により拘束命令が出され、拘留された。

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( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:24975 )