イラン・イスラーム共和国軍海上部隊司令官は、本日より大規模軍事演習「ヴェラーヤト90」が行われると明かした上で、この10日間にわたる軍事演習の実施範囲はホルモズ海峡からアデン海峡にまで及ぶと発表した。
ファールス通信によれば、ハビーボッラー・サイヤーリー海軍司令官は、大規模軍事演習「ヴェラーヤト90」実施の目的について説明する記者会見で、この軍事演習の目的として、・イラン軍の力と栄光を示し、公海上での海上部隊の抑止力を顕示すること、・地域諸国に向けて友好と平和のメッセージを発信すること、・最新軍事兵器の試験、などを挙げた。
同司令官はまた、次のように付け加えた。「今回の軍事演習では、イスラーム共和国が地域の安全を確立する能力を有していることを示すため、最新のミサイル・魚雷システムや、〔部隊への〕追加〔配備〕が日々進行中の国軍潜水艦による海中戦における新戦術が活用されることになっている」。
■「年毎に海上演習区域を拡大している」
同司令官は、大規模軍事演習「ヴェラーヤト90」が10日間にわたって様々な海域で本日より実施されると明かした上で、「我々は年毎に演習区域を拡大しており、今年は初めてホルモズ海峡・オマーン海の東側から、北緯10度地域、さらにはアデン湾までの、約200万平方キロメートルを作戦〔…〕範囲として設定している。このような広域でわれわれが軍事演習を実施するのは、初めてのことだ」と指摘した。
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( 翻訳者:8410068 )
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