ボスフォラス大橋から身投げ、ベイレルベイ離宮に墜落死
2011年12月29日付 Milliyet 紙
うつ病と精神的疾患の治療を受けていた年金生活の元技師エニス・トクソズさん(54歳)は、ボスフォラス大橋からベイレルベイ離宮の庭に飛び降り、亡くなった。カドュキョイのシャシュクンバッカル ビリム通りのアパートを早朝に出たエニス・トクソズさんは、34AB3645のナンバープレートを付けたトヨタ車に乗り込んだ。そしてボスフォラス大橋の上に車を停め、全く躊躇せず手摺りを乗り越え、身を投じた。ベイレルベイ離宮の庭の石畳に叩き付けられ、即死した。ボスフォラス大橋管理局派出所の担当警察官の通報により、離宮の庭にウスキュダル警察のチームが入った。
■自動車の検証
警察チームは、宮殿の庭に非常線を張った。事件現場調査官チームに情報が伝えられた。共和国検察官と警察による検証終了後、遺体は法医学協会死体安置所に運ばれた。
■車のポケットからメモ
エニス・トクソズさんが橋の上に乗り捨てた自動車は、牽引車で大橋管理局派出所の駐車場に移動させられた。自動車を検証した結果、「私は社会保障機構(SSK)の年金受給者であります。葬儀等に関して妹のフュスンに連絡してください」と書かれたメモが見つかった。
警察から連絡を受けてベイレルベイ宮殿に来たフュスン・トクソズさんは、涙にむせんだ。警察に兄がうつ病と精神疾患で一時期エレンキョイ精神・神経病院で治療を受けていたと語ったフュスンさんは、「兄と新年の予定を立てていました。シェフリイェリ・ピラフを作ってほしいと言っていたのに・・・」と泣いた。フュスン・トクソズさんは近親者らによって慰められた。亡くなったエニス・トクソズさんは少し前に母親が突然死し、ショックを受けていたことがわかった。遺体は、カラジャアフメトにある母親の墓地のそばに埋葬される事となった。
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( 翻訳者:有田 潤 )
( 記事ID:25008 )