1千万リラ宝くじにあたって、心臓発作か?―夢は「再婚」とか・・
2012年01月03日付 Hurriyet 紙


イスタンブルの宝くじ当選者の息子が今日カメラの前に立った。ネディム・アクオールさんは父親が入院していると説明し、「心臓発作を起こした」と述べた。当選者の親友は、「夫人が亡くなって5カ月になる。お金が当たったら再婚すると言っていた」と話した。

大賞4千万リラの国民宝くじで「1/4くじ」を購入し1千万リラ(約4億1千万円)を獲得したユスフ・アクオールさんの近所では沈黙が続いている。最後に1 月1日にコーヒー屋に訪れくじをチェックし、約30分そこに留まっていたアクオールさんは、その日から今日まで姿を表していない。しかしアクオールさんの親戚たちはいまだ村にいる。アクオールさんの姪セムラ・アクオールさんは叔父のユスフ・アクオールの妻は5か月前に亡くなったと述べた。叔父にはニ ハット、ネディム、ネジュダットと言う名の3人の息子がいると述べたセムラさんは、叔父とは当選後、話をしていないことも付け加えた。

■当選者の息子が語った/WEB TV

アクオールさんの息子のうち三男のネディム・アクオールさんはというと、最初カメラから逃れたがっていたが、その後話すように説得された。ネディムさんは、父親とともに日曜の朝コーヒー屋に行き、大賞が父親にあたったということをそこで知ったと述べた。ネディムさんは、父親が国民宝くじを新年の2 日前に購入し、くじを路上売りのくじ屋から連番で買ったと述べた。父親に大賞が当たったことを受け、どう感じたかと言う問いに対してネディムさんは、「全く嬉しくなかったです。普通の暮らしをしているのですから」と言った。億万長者になったと知った後、父親が病院に運ばれたと述べたとし、「今は病院にいます。心臓発作を起こしました。もともと糖尿病なのです。5か月前に母を失くしました。そのために心労があったのです」と話した。

■「エディルネに農園があるのでそれを続けます」

ネディム・アクオールさんは父親に大賞が当たったことを受け何をするかという問いには、「エディルネに畑があるのでそれを続けます」と述べた。ネディムさんは、賞金を公証人を通して手にしたと述べ、「私はお金には何の関心もありません。私はお金が好きでありません。本当に好きではないのです」と話した。父親が賞金で家や車をも買うだろうと述べる三男は、しばらくすると(お金には関心がないと言っていた)考えを変え、「私に金をくれていたらなあ・・」と述べた。三男は父親が時々宝くじを買っていた と述べ、「きっと運があったのです。幸運でなければ当たらない」と話した。

■「私にお金が当たったら結婚すると言っていた」

国民宝くじの当選者ユスフ・アクオールさんの20年来の友人ハサン・ヤイラさんはというと、アクオールさんが、大賞が自分に当たった瞬間の様子を説明した。ヤイラさんは、「その日は紅潮したり、青白くなったり、たち止まったり、座ったりしていました。考えて、その後立ちあがり息子のところへ行ったのです」と述べた。

日曜日から今日までアクオールさんを見ていないというヤイラさんは、「病院に運ばれたというのは嘘だろう。だが注射をしたらしい。どこかの家にいるが、それがどこかはわからない」と言った。ヤイラさんはアクオールさんが物静かで誰も傷つけない人であり、一日5~10リラ(約200~400円)の賃金でタクシー運転手をしていたと述べた。ヤイラさんは、アクオールさんの夢も語った。ヤイラさんは、「第一の夢は再婚することだった。妻が亡くなってから5カ月になった。『お金が私に当たれば再婚する』と言っていた。他に金をどうするかは知らない。私は、再婚するという話を聞いただけだ。他にはなにも聞いていない」と言った。

ヤイラさんは、アクオールさんがお金があれば使うタイプで、金に困っていたと述べた。時々かれに金を貸していたとも述べるヤイラさんは、「経済的状況はよくなかった」と話した。ヤイラさんは、アクオールさんが連番のくじを買い、しかも買った最後のくじ番号が大賞が当たったと話し、「賞金は最後に買ったくじで当たったらしい」と言った。

同じ路上売りのくじ屋から自分も4枚の1/4くじを買ったとはなすヤイラさんは、自分には最少額の賞金が当たったと明かし、「彼と励まし合った。神に感謝した。ポケットに入れた」と話した。ヤイラさんは、大賞のくじを売ったくじ屋とも話したと説明し、くじ屋が「運は彼のものだったらしい。知っていたなら自分で買っただろう」と言ったと述べた。アクオールさんに大賞があたったと知ったハラチジュ村の中央コーヒー屋では、皆が今でも大賞について話している。

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( 翻訳者:吉岡春菜 )
( 記事ID:25062 )