【ジャーメ・ジャム・オンライン】CIAに加わり、敵性国家アメリカに協力した容疑でしばらく前に逮捕されたアミール・ミールザーイー=ヘクマティーに対し、死刑判決が下された。
ファールス通信の報道によると、サラヴァーティー判事を裁判長とする革命裁判所第15法廷は、米諜報機関(CIA)に加わって敵性国家と関係・協力し、イランにテロ〔支援国家〕としての罪をかぶせる工作を行ったとして、アミール・ミールザーイー=ヘクマティー被告を「反逆者」及び「地上に頽廃をまき散らす者」に認定、同被告に対して死刑判決を言い渡した。
アミール・ミールザーイー=ヘクマティー(アリーの子)は西暦1983年生まれの在米イラン人(ミシガン州)で、敵性国家アメリカならびにスパイ機関CIAと協力して、神聖なるイラン・イスラーム共和国体制に敵対した容疑で、しばらく前に逮捕されていた。
この報道によると、同被告の容疑を審理する裁判では、検察代表のゴトビー氏により起訴状が読み上げられた。イラン・イスラーム共和国対スパイ局司法部の報告書と、被告本人の自供にもとづいて作成されたこの起訴状は、ヘクマティー被告が敵性国家アメリカとスパイ機関CIAと協力して、神聖なるイラン・イスラーム共和国体制に敵対した事実を強調する内容となっていた。
起訴状が読み上げられた後、裁判で被告は自らの素性を明かした上で、サラヴァーティー裁判長の質問に対して自己弁護を行った。その中で被告は、CIAに協力すべくイラン・イスラーム共和国の情報システムに浸透しようとした動機を供述した上で、次のように述べていた。
私はこの任務で、米スパイ機関に欺されていました。イラン・イスラーム共和国の情報システムに浸透し、CIAにとっての情報源になるという任務をもってイランに入国しました。しかし個人的には、イランに害を及ぼすつもりはありませんでした。なぜなら、私はイランで暮らすつもりだったからです。アメリカに戻るつもりはありませんでした。
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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:25125 )