クウェート国民銀行、2011年度の収益が10億ドルを記録
2012年01月27日付 al-Hayat 紙

■「クウェート国民銀行」、2011年の収益が10億ドルを記録

2012年1月27日『アル=ハヤート』

【クウェート:本紙】

中東で最高格付けを取得した「クウェート国民銀行」は、一昨年(2010年)の10億8300万ドルに比べ、昨年(2011年)、10億8600万ドルに達する純利益を記録した。同行の総資本は、5.6%増の489億ドルに増加し、株主資本は、5.4%増の78億ドルとなった。同行の貸付資産全体に対する不良債権比率は続落し、2010年の1.65%に比べ、昨年、1.55%に達した。また、カバレッジ比率は、208.7%から243%に上昇した。

「クウェート国民銀行」グループのイブラーヒーム・ダブドゥーブCEOは、これらの力強い成果が、同行の堅実な財政状況、良質な資産、課題に対応する能力を反映していると述べた。

また、同CEOは「公表された全収益は、本来の業務活動によるものであり、2011年の業務収益は、8.4%増の19億3900万ドルに増加した。これは、当行のビジネスモデルの実力と戦略の成功を裏付けるものだ」と強調した。

配当の分配に関して、同行の取締役会は株主総会の勧告を承認し、株主総会開催日付けで銀行名簿に記載された投資家らに対し、株式の額面価格の40%(一株につき40フィルス[訳注:1フィルスは1000分の1ディナール])の現金配当と、10%(100株につき10株)の無償株交付を決定した。「クウェート国民銀行」は、「ムーディーズ」、「スタンダード&プアーズ」、「フィッチ」などの国際的な格付け機関から、中東で最高位の信用格付けを取得している。

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( 翻訳者:井上剛 )
( 記事ID:25163 )