アーヤトッラー・マカーレム、アゼルバイジャンに警告
2012年01月05日付 Jam-e Jam 紙

 アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーはゴムの大モスクで行われた自身の上級コースの授業の中で、地域一帯のシーア派信徒を取り巻く状況について言及し、「世界のシーア派信徒たちは今や、最も迫害された集団に数えられていることを、皆が認識すべきである。バーレーン、カティーフ〔シーア信徒が多く居住するサウジアラビア東部州〕、そしてアゼルバイジャン共和国にいる〔シーア派の〕集団は、最も過酷な抑圧機構の圧力の下にいるのだ」と述べた。

 イラン学生通信(ISNA)の報道によると、宗教の最高権威(マルジャエ・タグリード)である同氏はアゼルバイジャン共和国の為政者たちの反イスラーム的姿勢に触れ、次のように明言した。「アゼルバイジャンの指導者たちは、共産主義体制からの生き残りである。彼らの目的はイスラームを抑圧し、シーア派信徒を迫害して苦しめることなのだ」。

 アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーはまた、アゼルバイジャン共和国におけるシーア派信徒らの状況については、信頼できる情報が届いているとして、以下のように述べた。「アゼルバイジャンの指導者たちは、シーア派信徒たちに対して敵対的な行動に出ようとしている。その一例が、ヘジャーブに対する闘争だ。彼らは、ヘジャーブを着用した女生徒の登校を妨害し始めている。彼らは、シーア派の指導者や著名人たちを弾圧・投獄したり、イスラームに関する書籍の発刊を妨害したりすることで、シーア派信徒に対する敵対的行動を続けている」。

 同氏はさらに、「彼らはイスラームやシーア派を根絶できる〔※原文では「根付かせる」とあったが、言い間違え、ないし誤植と判断した〕と考えて、大きな過ちを犯している。彼らはそうすることで、むしろ自滅への道を歩んでいるのだ」と強調した。

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( 翻訳者:8408137 )
( 記事ID:25176 )