ハーメネイー最高指導者、アフマディーロウシャン氏の殉教に弔意
2012年01月13日付 Jam-e Jam 紙
慈悲深く慈愛あまねき神の御名において
若きエリート科学者モスタファー・アフマディーロウシャンの殉教は、知を愛し、イスラーム共和国の進歩に深く関わっている者たちの心に、もう一つの悲しみを与えた。われわれは皆、悲劇に見舞われたこの卓越した誇り高き若者のご父母、ご夫人、そしてご子息の悲しみを共有している。
今回のテロの実行者も計画者も、自らの下劣なる犯罪行為を勇気をもって告白し、その責任を認めるようなことは、今後もないだろう。このような臆病なテロは、これまでの国際的な国家テロ・ネットワークによる犯罪と同様、CIAとモサドによる計画ないし協力によって実行されたものであり、アメリカとシオニズムを首領とする世界の抑圧諸国が、堅き決意と深き信仰心、そして進歩的な精神をもったイスラーム的イラン国民との対決において、行き詰まりに陥っていることを示すものだ。
彼らは今回の卑劣で残忍な行為でも敗北を喫するだろうし、自らの悪辣で汚らわしい願望を達成させるようなことはないだろう。信心深く情熱に満ち、かつ有能なる殉教者モスタファーのごとき若者の努力と決意によって、誰の目にも明らかとなった〔イランによる〕急速な科学的発展と知の頂の征服は、一つの歴史的運動であり、永遠不滅の国民的意志に由来するものである。
われわれは抑圧陣営と覇権体制の首脳たちの節穴だらけの目の前で、この道を力強く、確固たる意志で歩み続けるだろう。そして頑迷固陋で嫉妬深き敵に、我らが偉大なる国民の妬ましき進歩を見せつけることになるだろう。もちろん、今回の犯罪に手を染めた者たち、ならびにその舞台裏に潜む犯人たちへの処罰を、われわれが諦めるようなことは決してないだろう。
私はこの親愛なる者の殉教について、彼のご両親とご婦人、ご子息、ならびに我が国の学術界・大学、そして普遍的な知の運動を愛し、それに深く関わっている人たち一般に対し、お祝い申し上げるとともに、弔意を表する。彼ら〔=アフマディーロウシャン氏の両親など〕には忍耐と心の平安を、また我らが親愛なる殉教者には来世での高き地位を与えんことを、至高なる神に懇願する次第である。そしてアリーモハンマディー、シャフリヤーリー、そしてレザーイーネジャードの各殉教者たちを、ここに讃える。
セイエド・アリー・ハーメネイー
( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:25194 )