昨日、第9期国会選挙の立候補者宛てに、立候補資格第一次審査の結果が送付された。その結果、立候補者たちは、自分が選挙法28条に示された条件を有しているか否かに関する内務省選挙実施委員会の判断を知ることとなった。
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この〔審査〕結果により、テヘラン州では選挙に登録した1066名の立候補者のうち747名の立候補資格が認められ、残りの319名は立候補を断念したか、〔立候補資格を証明する提出書類の不備等によって〕立候補資格が得られなかったか、あるいは〔選挙法で規定されている条件を満たしていないために〕立候補資格を認められなかった。
昨日終了時までに、立候補資格を認められなかった者全員の氏名について、いまだ実施委員会からは正式に発表されていないが、しかし一部メディアは〔立候補資格を認められなかった〕候補者らの名前を報じており、その中には現職の国会議員の名もいくつか見受けられる。
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〔選挙法第28条によると、国会選挙に立候補するには〕以下のような条件を満たしている必要がある。
・イスラームと神聖なるイラン・イスラーム共和国体制を信じ、それらへの実践的なコミットメントを有していること。
・イラン・イスラーム共和国籍であること。
・憲法、ならびに
「絶対的ヴェラーヤテ・ファギーフ」(イスラーム法学者の絶対的監督権)という進歩的理念に忠誠を誓っていること。
・修士号を取得しているか、もしくはそれと同等の教育を受けていること。
・選挙区において悪い評判が立っていないこと
・健康体であること。少なくとも視覚、聴覚、発話に不自由がないこと。
・満30歳以上で、満75歳以下であること。
もちろん、〔現職・元〕国会議員には「修士号取得」という条件は免除されている。というのも、法律によると、議員任期は修士課程と同等であるとみなされるからである。
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なお、立候補資格を認められた者の中には、モハンマド・レザー・ターベシュやアリー・レザー・マフジューブ、モハンマド・レザー・ハッバーズ、モスタファー・キャヴァーケビヤーン、セイエド・ホセイン・ハーシェミーといった改革派に属する人物の名を指摘することができる。
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■ 通知結果に対する抗議
昨日選挙実施委員会から立候補者ならびに州の選挙管理委員会に通知された審査結果は、一次審査の結果であり、立候補資格を認められなかった者は本日から4日間、州選挙管理委員会に対して通知結果の異議申し立てを行うことが出来る。
また、選挙実施委員会によって立候補を認められた者も、エスファンド月12日〔西暦2012年3月2日〕に行われる選挙に出馬するためには、更なる段階をパスしなければならない。なかでも、選挙管理委員会は今月の25日〔1月15日〕から、〔立候補資格が認められなかった〕候補者の異議申し立てを調査するとともに、立候補内定者の資格の再調査を行うことになっており、その段階で一部の内定者の資格が認められなくなることもありうる。
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( 翻訳者:8409148 )
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