NATOはシリア介入の意思も計画ももたず
2012年01月19日付 al-Quds al-Arabi 紙

■NATOはシリア介入の意思も計画ももたず

2012年1月19日『クドゥス・アラビー』

【ブリュッセル:AFP】

 NATOの新しい軍事委員会議長クヌード・バルティルス氏は木曜日(19日)、NATOは、シリアにおいては、2011年にリビア起こったような軍事介入の意思も計画も持たず、最近ロシアの高官が言及したこととは相容れない、と非難を表明した。
 バルティルス大将はパリにおいて、記者団に、ブリュッセルのNATO本部で行われた28のNATO加盟国の軍事指導者による会議のあと、「現在のところ、NATOにはシリアにおける如何なる計画もなく、またいかなる行動の可能性への指向もない。」と述べた。

 NATOのアナス・フォー・ラスムセン事務総長と諸加盟国はここ数ヶ月、NATOのシリアでの軍事行動執行計画はないと強調していた。また、リビアで2011年に見られた状況とは非常に異なっていると指摘した。バルティルス大将は、NATOとの「地中海対話」の加盟国は、会議の中で、(アラブの)マグレブや中東に関わらず、地域の不安定さに懸念を表明した。

 そして、「軍事介入に関する議論は全くなかった。」とし、地中海対話は1994年に、地域の7カ国(エジプト、アルジェリア、モロッコ、チュニジア、モーリタニア、ヨルダン、イスラエル)との連携のためにNATOが設立した組織で、目的は、中東の「安定に寄与する」ものである、と付け加えた。

 ロシアの安保理書記官ニコライ・パトルチェフ氏は1月12日、NATOの加盟国と湾岸のアラブ諸国が動きを見せているとの情報を示唆した。これは、リビアのシナリオで、現在のシリアの国内問題への彼らの介入を、直接軍事介入へと移行するというものである。
 
 バルティルス大将は、もとデンマーク軍の司令官で、1月初めに、新イタリア政府の防衛大臣に任命されたジャンパオロ・ディ・パオラ提督に代わって、NATOの軍事委員会議長の任についた。
 
 
 

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( 翻訳者:山崎やよい )
( 記事ID:25275 )