欧州人権裁判所、ギリシャに密入国者への賠償金支払い命じる
2012年01月22日付 Hurriyet 紙
欧州人権裁判所は、2001年にギリシャに密入国した罪でクレタ島に拘束されていたネジャティ・ゾントルの裁判でギリシャが有罪にとなった。
ゾントル氏は、クレタ島で拘束されている間にギリシャ沿岸警備隊によって警棒で性的な暴行を受けたと主張し、ギリシャに対して訴訟を起こした。欧州裁判所はこれに判決を下したとギリシャメディアは報じた。情報によると、欧州人権裁判所は、ギリシャが欧州人権規約にある、拷問と悪い待遇を禁じている条項に違反があったことに注意を引き、ギリシャに50万ユーロの賠償金の支払いを命じたとのことである。
報道によると、クレタ島で164人の密入国者とともに拘束されたゾントルは、2003年にオンブズマンの仲介で欧州人権裁判所に申請したとされ、ゾントルに性的暴行を加えたとされた警備隊員は、「性的尊厳の侵害」という罪との判断を下したギリシャの裁判所で792ユーロの罰金を命じられたとのことである。
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:25300 )