イランのアフメディネジャド大統領、「交渉のテーブルにつく用意はある」
2012年01月26日付 Hurriyet 紙

イランのマフムード・アフメディネジャド大統領は、核開発計画に関し、世界の主要国との交渉のテーブルにつく準備があると述べた。アフメディネジャド大統領は、イランを標的にした制裁策は自分たちにはなんの影響もないと続けた。

アフメディネジャド大統領は、イランを交渉のテーブルに着かせることを目的として西側の発表に言及し、「我々が交渉を避けているといっている。しかし、それはちがう。交渉を避けるわけがない」とのべた。

EUのアシュトン外相は火曜日に行った会見で、「EUは諸外国とともにイランに対し、交渉のテーブルに戻り、昨年イスタンブルで途中まで行った話会いを続けたいというメッセージを送っている」と述べた。

イラン、イギリス、中国、フランス、ドイツ、ロシア、アメリカが出席した直近の会議は、2011年1月にイスタンブルで開かれている。

■制裁は、意味ない

アフメディネジャド大統領は、アシュトン外相の発表への返事ともとれる発言はしたものの、西側がイランに対し実施する制裁については無視する姿勢を示した。
アフメディネジャド大統領は、「(イランの貿易額の)90%はヨーロッパとのものであったが、今は、それは10%程度だ。この10%を維持する必要もないと思っている。過去に経験がある。イランという国は、制裁の被害を受けない国だ」と述べた。

イランの南部にあるケルマン州で記者会見を開いたアフメディネジャド大統領は、「過去30年間、アメリカはイランから石油を買っていない。アメリカの銀行との取引もない」と述べた。

EUは月曜日にイラン産原油輸入禁止の措置を決めた。現在まで、4段階にわたって行われてきたEUのイランへの制裁にもかかわらず、イランは、核開発計画が武器製造のためではなく、非軍事的な目的のものであると主張し続けている。

■メルケル独首相と、ネタニヤフ・イスラエル首相がイランに呼びかけ

一方、ドイツノメルケル首相とイスラエルのネタニヤフ首相が、イランに対し、核開発計画に関係し交渉への参加を呼びかけたことが明らかになった。

ドイツのステファン・サイバート政府報道官は、メルケル首相がネタニヤフ首相との電話会談で、イランに対し交渉への呼掛けを行い、イランがこの機会をいかすことを両国が望んでいることを確認した、と述べた。

サイバート政府報道官は、ネタニヤフ首相が、EUが決めた対イラン経済制裁に歓迎すると述べたと伝えた。また、メルケル首相は、ネタニヤフ首相に対し、イスラエルとパレスチナの間で続いている交渉を失敗に終わらないよう、イスラエルがあらゆる努力をするように求めた、とも伝えた。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:25335 )