モフセン・レザーイー「正しい政策によって対イラン制裁は無力化可能」
2012年01月26日付 Jam-e Jam 紙

 体制公益判別評議会のレザーイー書記は、外国為替市場と金市場の混乱は無知と専門的知識の欠如が原因だとの認識を示し、「国民を苦しめているのは、〔外国による制裁ではなく〕むしろ〔誤った政策に起因する〕『自己制裁』、『内側からの自傷行為』なのである」と述べた。

 モフセン・レザーイー書記はメフル通信との会見の中で、アメリカによる経済制裁は一つの現実であると述べた上で、次のように加えた。

協調と団結、そして正しい経済運営によって、一連の経済制裁を無力化にしたり、もしくは被害を最小限度にとどめたりすることが可能となる。しかし経済運営や政治問題において、国が一枚岩になることが出来なければ、西洋諸国による些細な動きも、〔国に〕多大な影響を与える可能性がある。従って、政府・国会は経済運営に細心の注意を払い、団結と協調を高めるべきであるというのが、我々の提案である。そうなれば必ず、為替市場や金市場の問題を制御できよう。

 同氏はさらに、「我が国には極めて優れた経済学者や専門家がいる。経済問題を正しく扱うためには、我々は国の専門的ポテンシャルをすべて活用すべきである」と付け加えた。

 レザーイー氏はさらに、次のように明言した。

為替市場や金市場の問題は、イランが解決できないような複雑なものではなく、世界経済ではありふれた問題の一部にすぎず、容易に制御・管理できる類のものである。重要なのは、この問題を首尾よく乗り越えられるよう、この国の経済学者や専門家らをうまく活用することなのだ。

 同氏は、〔EUによるイラン産原油に対する制裁や米による金融制裁といった〕西洋諸国による対イラン制裁は、果たして実際に発動されるだろうかとの問いに対して、「制裁は間違いなく発動されるだろう。しかし、それを無力化する方法も存在する。西洋諸国は間違いなく、制裁を強化しようと考えており、今後それを追求していくだろう。我々もその制裁を真剣にとらえるべきである。しかしだからといって、この制裁は無力化できないということにはならない。正しい〔経済〕運営と言葉の団結によって、聖なる防衛〔=イラン・イラク戦争〕の時のように、この押し付けられた制裁を勝利でもって乗り越えなくてはならないのだ」と答えた。

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( 翻訳者:8406055 )
( 記事ID:25397 )