シリアの反体制派組織のひとつ地方調整委員会は、今日のシリア軍の軍事作戦と激しい銃撃戦の結果、死者の数が35人にのぼったと発表した。
地方調整委員は、今日、(軍により)実施された軍事作戦の最中に発生した激しい銃撃戦で、ヒムスを筆頭に、ダマスカス周辺やイドリブ市で、35人が死亡したと発表した。ダマスカス周辺の地域では、数日来激しい銃撃戦が続いており、この地域では銃や爆弾の音が響き続けている。
シリアの反体制の人々は、一般的にいって、激しい銃撃戦の知らせは、自由シリア軍が優勢で、ほとんど彼らの支配下に入っている地域から来ているという。その筆頭には、ダマスカスのハラスタ、ハンムーリーヤ、サクバ、ランクース地方がくる、という。
絶え間なく軍事作戦と銃撃戦の知らせが届くヒムス県では、今日、バーブ・アムルー市で石油パイプラインを標的に襲撃があったと報じられている。
シリアの政府系通信社SANAは、この石油パンプラインへの攻撃は「国内の武装グループ」の犯行であるとしている。
SANA社は、今日、シリア北部に位置するイドリブ市で、以前になくなった守備兵の葬儀に襲撃が行われたとし、この襲撃で2人の守備兵が死亡したと報じた。また、マアッラ・アン=ニウマーン地域では労働者をのせたバスが襲われ、バスの運転手が亡くなったという。
昨年3月の中旬にはじまったシリア各地の衝突では、反政府派からの情報では6000人以上の人が亡くなったという。一方、シリア政府は、2000人以上の守備兵や軍人が亡くなったとしている。
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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:25413 )