21年ぶり、イズミルで雪
2012年02月02日付 Zaman 紙


イズミル、マニサ、アイドゥンで朝方降り始めた雪は、エーゲ地方の各都市を真っ白に覆った。

今朝イズミルで、中心市街地をうっすらと覆う形で21年ぶりに降った雪の影響は続いている。過去に、イズミルの標高の高い地域で雪が降ったことがあったものの、中心市街地で積もることはなかった。雪を楽しみたいイズミルの人々は、広場や公園で雪合戦をして遊んだ。

数年ぶりに降った雪により、都市ではいくつかの問題も起きている。イズミルのアドナン・メンデレス空港では、降雪の影響でいくつかの便に遅れが生じた。

空港関係者は、降雪が滑走路に影響を及ぼし、しばしば航空機の出発スケジュールに遅れが生じたことはあったが、これまでイズミル発の航空機で欠航が出たことはない、と語った。

-アイドゥンでは19年ぶりの降雪

トルコで最も暑い県の一つであるアイドゥンでは、19年ぶりに雪が降った。アイドゥンで最後に雪が降ったのは1993年であるが、その時の楽しみを知っている市民たちは、雪合戦をしながら冬を満喫した。

気象関係者の情報によると、この降雪による中心市街地の積雪は2㎝だった。

関係者は、ショケ、コチャルル、ゲルメンジクといった郡でも雪が降り、昼ごろまで降りつづき、午後からは気温の上昇とともに雨に変わると予測されると述べた。

-マニサ

エーゲ地方の各県では予想外の雪とともに朝を迎えたが、そのなかでもマニサでは人々が降雪に大喜びした。

気象関係者の情報によると、マニサでは最後に積雪がみられたのは2006年であり、今回の降雪で中心部ではうっすらと雪が積もったのに対し、スピル山国立公園では積雪は30㎝に達した。

トルコ気象庁からの4つの重要な警報

トルコ気象庁は、大雪や強風、凍結、雪崩に対する警報を発表した。

トルコ気象庁から発表された警報は次のとおりである。

大雪警報:今夜からバルケスィル、ブルサ、ビレジキ、エスキシェヒル、ボル地域で大雪が、深夜にはイズミル、アイドゥン、ムーラの沿岸部でも大雪が予想され、これにより起こりうる雪崩や交通の遅れなどの問題に、関係者及び市民は十分注意し、警戒する必要がある。

凍結警報:マルマラと黒海沿岸で中程度の、また中央部と東部はかなりの凍結が予想されるので、これにより起こりうる問題(交通の遅れ等)に対し、関係者および市民は十分に注意し、警戒する必要がある。

強風警報:南エーゲ地方の沿岸南部、黒海沿岸の中央部、スィノプ周辺の東部と南東部、アナトリア東部の東側、チャナッカレ、ボズジャアダ、ギョクチェアダ周辺で、北や北東方向からの強い風(30-50㎞/毎時)が吹くと予想され、これにより起こりうる問題に対し、十分注意し、警戒する必要がある。

雪崩警報:黒海地方の内陸部、東部アナトリアの北部と東部の山間部で発生しうる雪崩の危険に対し、関係者及び市民は十分な注意と警戒が必要である。

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( 翻訳者:丸山 礼 )
( 記事ID:25428 )