「華麗なる世紀」が、ロシア政府からの圧力で放送中止となったとされていることについて、当シリーズの制作者兼脚本家のメラル・オカイ氏が答えた。
トルコで高視聴率を獲得すると同時に、数々の議論を巻き起こしているドラマ「華麗なる世紀」シリーズは、ロシアでも高い関心を集め、ドマシュニー・チャンネルで放送が開始されていた。
しかし人気を得ていた当シリーズの13話目以降ロシアでの放送が中止されたことは、多くの噂と議論をもたらした。オスマン帝国が政治と経済の権威として世界を支配していた時代を舞台としている当シリーズが、(ロシア連邦大統領)選挙の前にロシアのナショナリズム感情を膨らませたいクレムリンに不快感を与え、TV局に「オスマン帝国時代を称賛し、歴史を誇張するこのシリーズの放送を中止するように」といった通達を出したとされている。ドマシュニー・チャンネルの関係者は、「5月まで待ってください」と述べる一方、ロシアのファンは当シリーズ放送再開のためのキャンペーンを行い、インターネットでそのためのウェブサイトを立ち上げた。
■「ロシアでの政治的要因が理由ではなく契約が終わったため中止」
一昨日、外国人ゲストと一緒にニシャンタシュにやってきた「華麗なる世紀」シリーズの制作者兼脚本家のメラル・オカイ氏は、政治的圧力説を否定した。同氏は、メディアがこのような憶測に踊らされていると不満を述べ、「政治的圧力などない。契約が終わり、そのために中止したのです。シリーズについては13話目までの契約であった。今この契約が終わり、新規契約が行われればシリーズは再放送され得る」と語った。
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( 翻訳者:倉田杏実 )
( 記事ID:25454 )