ヴァンの婦人たち、手編みものをイスタンブルで販売
2012年02月05日付 Radikal 紙

ヴァンの地震被災者の女性を支援するためのモデルプロジェクトにゴーサインが出た。2011年10月27日のフェネルバフチェとのダービーマッチで、ベシクタシュのサポーターがマフラーをグラウンドに投げたが、このマフラーはヴァンに送られた。今度はヴァンの女性達がテントで編んだマフラーと帽子が、ベシクタシュのサポーターグループである「チャルシュ」に送られる。これらはイスタンブルでグループのメンバーによって販売され、収益はヴァンに送金されることになっている。
地震の被災者用テントをアトリエにしたヴァンの女性達は、今も熱気のある活動の最中である。ヴァン女性問題調査センターは、被災者の女性のために「トラウマとの闘い」という名前のプロジェクトを始めた。プロジェクトに参加した女性達は、テントで「チャルシュ」グループのためにマフラーと帽子を編んでいる。このマフラーと帽子は「チャルシュ」グループによって売られ、得られた収益はヴァンに送られる。「兄弟を助ける人々の心」が支えるこのプロジェクトは、被災した女性達の生活を支援することを目的としている。

■ヴァンは微笑みを待っている。

ヴァン女性問題調査センターのコーディネーター、ジェイハン・ティムールさんは、以前にも同様のプロジェクトによってヴァンに図書館が作られたことを述べて、このプロジェクトにEUからの寄付を求めていると語る。地震の起きた地域でさらに強い女性像を作るために活動しているジェイハンさんは、ヴァン女性問題調査センターの目的を次のように説明した。「女性を生産活動に呼び込み、彼女たちの労働を評価したいと思っています。私達の活動はこれで終わりではありません。EUから寄付を得ることに成功すれば、ヴァンの経済に大きく貢献したことになるでしょう。」
また、プロジェクトの別グループで、「人民兄弟愛グループ」の代表オズグル・アクスンさんは、目的は地域へ援助を送ることではなく、被災者の女性に労働の門戸を開くことであると述べた。「ヴァンの人々は、援助を待っているのではない。全ての国から笑顔を待っている。アクスンは最も大きな問題はというと、毛糸と糸を見つけることであると述べて、この点で人びとの支援を必要としていると述べた。
「チャルシュ」グループは、このプロジェクトへの支援が、別のサポーターグループにとってのモデルケースとなることを期待している。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:25455 )