■UAE：不動産賃貸の利益は銀行預金利子の3倍

2012年02月07日『アル=ハヤート』

【ドバイ：ディラール・アル=ガザーラ】

　ディベロッパーや不動産投資顧問企業によると、UAE（アラブ首長国連邦）の高級不動産の賃貸によって得られる利益は、銀行預金によって得られる利子の3倍に相当するという。6 か月定期預金の利息平均が2.1％なのに対し、不動産賃貸利益は同期間で7％から12％になると、不動産投資顧問企業「CB リチャード・エリス」の複数の担当者が語った。

　一方UAEの不動産会社「DAMAC」は、同国の不動産市場は世界の大半の国に比して、賃貸利益が上昇している点に特徴があると見る。アラブ諸国の大部分で不動産開発を行っている同社のニヤール・マクログーリン筆頭副社長は「UAEの高級地区での不動産価格は安定しており、その高い収益率がUAEの不動産市場への投資を世界中の投資家にとって魅力的な選択肢にしている」と語った。

　また同氏は、投資家が考慮に入れるべき要素の一つであるUAEの有利な税金事情について、不動産賃貸業や不動産売却により得た資本金には課税されない点を指摘している。

　賃貸収入は投資家を惹きつける要因の代表格であり、投資への免税と並んで、 UAEの不動産部門を世界各地の投資家にとって最も魅力的な投資先の一つにすることに寄与している。
（後略）

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（ 翻訳者:梶原夏海 ）
（ 記事ID:25468 )