マラトゥヤで「血の復讐」により15年もの間憎み合い、敵対関係にあったセイレキ家とナルマン家が、イスタンブルで食事会を開いて和解した。
セイレキ家とナルマン家の間では、マラトゥヤ県のヤイグン町で約15年前に水利問題に端を発し、1人が殺された殺人事件をきっかけに「血の復讐」が始まった。これ以降、両家族間の憎しみは少しも収まることがなかった。両家は「血の復讐」によって身の危険を感じ、イスタンブルにそれぞれ引っ越した。一向に和解に向かわない両者の敵対関係は、地元とイスタンブルの仲介人を間に通すことでついに和解に達した。
イスタンブル、エセンレルのネネ・ハトゥン地区にあるヤイグン町相互扶助団結協会に集った2家族は、入口の前で握手を交わした後、中へ入った。2家族と仲介者らは協会内に用意された食卓につき、まずコーランを読んだ。そしてクルド語とトルコ語で祈りが捧げられ、「血の復讐」がいかに凄惨なものであるかが宗教の面から強調された。2家族を一同に集めることに重要な役割を担ったハサン・アダク警視警部は、イスラムと預言者ムハンマドは「血の復讐」を望んでいないと強く訴えた。セイレキ家代表のフセイン・セイレキ氏は、和解のための食事会の席において、自分たちを孤立させないよう努めてくれた友人たちに謝辞を述べ、「和解を築いてくれた方、手助けしてくれた方々に感謝しています」と話した。
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( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:25473 )