ハーメネイー最高指導者「選挙への参加が多ければ多いほど敵に対する免疫力と安全は高くなる」(1)
2012年02月04日付 Jam-e Jam 紙


 「神の日」たる「ファジル10日間」〔=2/1〜2/10のイスラーム革命記念日前夜祭〕を迎え、またイスラーム革命33周年記念日〔=2月11日〕が間近に迫る中、イスラーム革命最高指導者アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は盛大に執り行われたテヘラン金曜礼拝にて、イスラーム革命が成し遂げた成果について総合的な分析を行った。同師はその上で、国内問題や敵の脅威、地域・世界情勢、第9期国会選挙などをはじめとする、重要なテーマについて言及した。

〔‥‥〕

 ハーメネイー閣下は、・〔西洋への〕従属を解消し、代わって完全なる自立を果たしたこと、・息の詰まるような状況から脱却し、自由の雰囲気が〔イランを〕包み込んだこと、・歴史的屈辱感からの解放を成し遂げ、国民的名誉を手に入れたこと、・自己卑下と自信喪失の状態から脱し、国民的自信の精神が〔イラン国民を〕支配するようになったこと、などをイスラーム革命の重要成果として列挙し、「革命のもう一つの成果は、イラン国民が政治的・国内的問題に対し何の役割も果たさぬ孤絶した国民から、国の問題に関心を持ち、〔‥‥〕影響を及ぼす国民に変わったことである」と強調した。

〔‥‥〕

 同師は、イスラーム革命の極めて重要な長所の一つとして、諸々の困難を克服したことを挙げ、次のように述べた。
イスラーム革命が成就した当初から、世界の大国は8年に及ぶ戦争〔=イラン・イラク戦争〕を強要したり、テロを起こしたり、制裁を科したりするなど、様々な妨害手段を用いて、イラン国民の運動を止め、イスラーム革命体制を屈服させ、〔革命を起こしたことを〕国民に後悔させようとつねに試みてきた。しかし、こうしたすべての困難にもかかわらず、イスラーム体制は独自の道を力強く進み続け、これらを克服してきたのである。

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下はまた、国民に対する質量ともに一級の奉仕が全国に広められていったことも、イスラーム体制のもう一つの長所だとの見方を示し、さらに科学的進歩について触れつつ、「科学技術の進歩も、〔革命体制が成し遂げた〕もう一つの極めて重要な長所である。なぜならば、科学は力を生む元にして、国家の全面的発展の根幹をなすものであるからである」と指摘した。

 同師はさらに、33年間の国の科学的進歩にはめざましいものがあったと指摘し、「この科学的進歩は様々な分野で起きたが、核技術などの一部の分野については、特によく知られている」と述べた。

 イスラーム革命最高指導者は航空宇宙工学、医療、放射線治療、バイオテクノロジー、ナノテクノロジー、幹細胞ならびにクローン技術、抗ガン剤、クラウドコンピュータの開発、新エネルギーなどの分野で飛躍的な進歩を遂げたことに言及し、以下のように述べた。
世界で最も信頼に厚い複数の学術機関が、この進歩を認めているのだ。こうした信頼ある機関の一つが発表した西暦2011年の報告によれば、イランの科学的発展の速度は世界で最も速かったという。

 同師は続けて、「この報告書によれば、周辺地域におけるイランの学術ランキングは1位であり、世界で17位なのだ」と語った。

 同師は「〔イランの長期計画である〕「〔イラン20年〕ビジョン」では、われわれはイラン暦1404年〔西暦2026年〕までに、地域の学術ランキングで1位を獲得しなければならない、ということになっていた。しかし、今や予定より何年も早く1位になってしまった」と述べた。

つづく


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( 翻訳者:8408031 )
( 記事ID:25481 )