銀行の利率引き上げによって、外貨と金貨の価格が下落へ
2012年01月26日付 Jam-e Jam 紙

 昨日、国の経済に一連の「予期できぬショッキングな」変化が生まれ、その影響で、外貨や金貨の価格が下落に転じた。今後さらなる下落が予想される。

 ジャーメ・ジャム紙記者の報告によると、ここ最近ドルや金貨の価格が信じられないほどの高さを記録し、価格についての新たな噂が一時間ごとに次々と流れる中、政府、中央銀行、及び経済省は不可思議なほど沈黙を守り、そのことが価格の変動と噂の量を倍加させる事態となっていた。EUが新たな制裁を決議したことで状況はさらに悪化、過去2日間でドルの価格が約2600トマーンに、金貨の価格も約105万トマーンにまで上昇していた。

〔‥‥〕

予期せぬ3つの報道

 昨日、予期せぬ3つの報道が流れたことで、ドルならびに金貨の価格に衝撃が走った。最も重要な一つ目の報道とは、インフレに合わせて銀行の利率を引き上げるという通貨信用評議会の決定が〔政府によって〕確認されたことである。これは、シャムソッディーン・ホセイニー経済相が発表したことである。

 さて、二つ目の重要な報道は、中央銀行が新たな政策パッケージを銀行界に通達したことである。この新たな政策パッケージは、〔昨年4月に発表された〕最初の政策パッケージの内容を、あらゆる点で覆す内容となっている。今回発表されたパッケージは、こうしたパッケージとしては2つ目のもので、〔‥‥〕中央銀行の過去4年間の「伝統」を破る内容となっている。

 そして最後に三つ目の報道とは、政府は今後48時間以内に新たなドル・レートを公式レートとして発表するというもので、政府の有力な経済関係者のほぼ全員がこの新たな約束について強調している。これにより、外国為替市場が一元化されることが期待されている。

 これら3つの報道が流れたことを受け、〔8.33グラム金貨の〕「自由の春」(旧デザイン)の価格は間髪おくことなく25万トマーン下落し、105万トマーンから80万トマーンへと暴落した。

 2分の1金貨の価格も11万トマーン下落して、50万トマーンから39万トマーンになった。4分の1金貨の価格は26万から21万5千トマーンとなって、4万5千トマーンの下落となった。

 外国為替市場での非公式取引は禁止されていることから、ドルやユーロ、ポンドの正確な価格は不明で、様々な数字の噂が耳に入ってくるが、昨日午後までの時点で1ドルは650トマーン下落し、2600トマーンから約1950トマーンとなったとの発表があった。ドル価格がさらに下落する可能性もある。

〔‥‥〕

Tweet
シェア


関連記事(政府、輸入業者が必要とする外貨の供給を保証)
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:8408077 )
( 記事ID:25491 )