「共和国通り、独立通り、自由通り・・・に住民なじまず」―オルドゥ県で地名変更
2012年02月15日付 Hurriyet 紙

オルドゥ県アイバストゥ市にある「独立通り」「自由通り」「共和国通り」「イノニュ通り」という地名は「住民に親しまれていない」という主張によって、市議会の決定で変更された。公正発展党のイッゼト・ギュンドアル市長は市民からの要望を受けて地名を変更したと述べた。一方で民主左派党のフェフミ・キュプチュク前市長は、「これらの言葉は社会的に、我々の最も大きな財産です。住民からこのような要望があったとは全く思いません。これらはイデオロギー的に得られた決定です。」と述べた。

オルドゥ県アイバストゥ市で、公正発展党員8名、民主左派党員3名の計11名の市議会議員による満場一致の議会の決定で、「住民に親しまれていない」という理由により「独立通り、自由通り、共和国通り、イノニュ通り」という地名が変更された。独立通りは「ヒュクメット(政府庁舎)通り」、自由通りは「ギョルキョイ通り」、共和国通りは二分され「ファトサ通り」と「レシャディエ通り」、イノニュ通りは「リセ(高校)通り」となった。

■「市民は昔の地名を使っていた」

2月7日に行われた議会で得られたこの決定は、それに対する反対を生んだ。イッゼト・ギュンドアル・アイバストゥ市市長は、市民およびNGO代表から多数の要望を受けて地名の変更が行われたと主張し、また次のように述べた。

「アイバストゥ市で反対の声はでていません。議会には公正発展党員も、民主左派党員もいます。満場一致で決定されました。一つの異議さえも出ませんでした。私たちがここで行ったことは、以前に変更された地名に戻した、ということです。つまり、まったく政治的な事柄ではないのです。他の意図はありません。ある名前も捨てる、ということではありません。また、政府組織、共和国、自由に意義を唱えているのではありません。私たち以上に、これらの価値を大切にしているものはいません。したがって私たちにはどんな問題もありません。
 ただ、市民からは、多数「通りに昔の地名をつけてほしい」という要請がありました。。市民は昔の地名を使っていたからです。共和国通りと名付けられましたが、ここは昔ファトサ通りとレシャディエ通りでした。市民は今もこの地名を使っていました。ギョルキョイ通りには違う名前が付けられましたが、市民はギョルキョイ通りと呼んでいるのです。」

■「決定はイデオロギー的だ」

一方、1999年から2009年の間アイバストゥ市長であり、任期中に通りや小路にこの名前をつけた民主左派党のフェフミ・キュプチュク前市長は、地名の変更に異議を唱えた。キュプチュク元市長は「私は独立通り、自由通り、イノニュ通りという地名をでたらめに付けたのではありません。これらは、私たちにとって社会的にもっとも大切な財産です。今住民からこのような要望があったとは全く思いません。これらはイデオロギー的にとられた決定です」と述べた。

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( 翻訳者:安井 悠 )
( 記事ID:25566 )