エジプト:革命被害者への補償
2012年02月22日付 Al-Ahram 紙


■アッ=サイード:我々は民衆の財産の保護を強く望む。誰にも漏れなく機会を提供するであろう。

2012年02月22日『アル=アハラーム』

【イーマーン・イラーキー】

昨日(21日)治安部隊と憲兵隊が補強配備された財務省周辺は静まり返っていた。

これは、暴徒による同省に対する度重なる襲撃と包囲があった後、同省での室内業務を整理運営するための処置である。同省職員や治安部隊に対し、暴徒はレンガ、石、空きビンなどで攻撃した。革命の負傷者であるという主張のもとに、不当に補償金を得ようとする暴徒の試みによって、同省の業務が妨害された。

革命で実際に被害を受けたことを証明する全ての書類を持つ負傷者や、補償資格を持つものに対して、財務省は、革命の犠牲者や負傷者の家族の保護を求めて、ザイナブの門のあるブール・サイード通り353にある人民議会本部や、或いはアル=ハラム通り241の印刷局にある別の事務所に行くように求めた。それは、同省が昨日、すなわち革命中に暴徒やそれに便乗した者の攻撃で死傷した者で、いずれにせよ同省の補償を受ける権利を証明する公式書類を持たないものへの補償金の不払いを決定した後でのことだった。こうした同省への攻撃は、4週間以上毎日繰り返された。財務省の当局者らは、これまで2か月間、金曜、土曜返上で毎日24時間継続してきた、革命の犠牲者や負傷者の家族のための財務省の補償金の拠出手続きを迅速に行うことに全力を尽くしてきたことに言及した。同省は実際に、犠牲者の家族約767世帯と負傷者の家族4,264世帯への補償の完全な支払いを成し遂げてた。

度重なる襲撃や一部の暴徒による恐怖から数日経って、財務省及びその別館で働く海外商工業省の海外貿易部門の職員の間ではようやく安堵が広がった。

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( 翻訳者:岡裕一朗 )
( 記事ID:25635 )