イスタンブルの区長「このままでは100万人分の墓が必要になる」―地震対策急務
2012年02月22日付 Milliyet 紙

CHPのハサン・アクギュン、ビュユクチェクメジェ区長は、イスタンブルの2つの地域で2つの震度7の地震が起きるとされているのは周知だ と述べ、専門家たちの意見も発表した。アクギュン区長は、「ビュユクチェクメジェ、キュチュクチェクメジェ、ギュンギョレンにある倒壊しそうな建物を取り壊し建て直さなければ、そこにいる人々が死んでしまう。建物を新しくするか、100万人の墓を用意するかだ」と語った。

230の地方自治体からなるマルマラ地方自治体連合により、「地方自治体における新しい展望と適用の影響」2011年評議会がアフヨンヒサル・コレル・テルマル・ホテルで行われた。開会の挨拶をしたマルマラ地方自治体連合の会長であり、ブルサ広域市長のAKPのレジェプ・アルテペ氏は、地方自治体連合として非常に数多くのプロジェクトに署名をしたと述べた。ここ数年の街づくりの進展を引き合いに出し、マルマラ地方自治体連合は迅速な行動をしたと語った。

アルテペ氏は「模範的街づくり計画」を実施し、それが地方自治体を刺激するものになるであろうと述べ、会のホスト役であるアフヨンカラヒサル県知事、イルファン・バルカンオール氏とAKPのアフヨンヒサル市長、ブルハネッティン・チョバン氏に謝辞を述べた。

■地震法の早期制定を

開会の挨拶に続き、協議に移った。この協議でイスタンブル・ビュユクチェクメジェ市区長のハサン・アクギュン氏は、地震に関する法整備が一刻も早く行われるよう、AKPの自治体長たちによる国会議員と政府への働きかけについて忠告した。アクギュン氏は次のように語った:

「地震評議会が招集された。評議会の後の記者会見での『何を話し合いましたか』との質問には『1999年の地震のときに話したことがあったとすれば、それ を話した』と言った。マルマラ地方自治体連合の最も重要なテーマは地震だ。イスタンブルはアフヨンを救えるが、アフヨンはイスタンブルを救えない。エルゲネ川流域の汚染に関する取り組みが2番目に重要なテーマに違いない。AKPの自治体長たちにお願いしたいことは、この地震法を先延ばしにしないでほしいということだ。」

■「100万人のための墓を掘ろう」

アクギュン区長は、イスタンブルで2つの震度7の地震が発生するという予想を想起させ、次のように警告した:

「イスタンブル、ブルサ、ヤロワ、その他地震に影響を受ける地域で迅速に活動をし、これを適用しなければ、結果はまた「ああ、わぁ」と慌てふためくだけだろう。イスタンブルで地震が起きれば少なくとも100万人が亡くなるだろう。大地震は2つ来ると言われているのだ。1つ目はすぐにキュチュクメジェの前方にある盆地で起こるだろう。もう一つはスィリヴリの対岸で起こるだろう。2つの地域で震度7の地震が起こるのだ。このことは誰もが認識しており、専門家たちもそう述べている。ビュユクチェクメジェ、キュチュクチェクメジェ、ギュンギョレンにある倒壊しそうな建物を取り壊し 建て直さなければ、そこにいる人びとが死んでしまう。建物を新しくするか、100万の墓を用意するかだ。」

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( 翻訳者:大嶽真梨子 )
( 記事ID:25646 )