■「ドバイ国際金融センター」、新たに85社を誘致

2012年2月23日『アル=ハヤート』

【ドバイ：ダラール・アブー・ガザーラ】

「ドバイ国際金融センター（DIFC）」は、昨年［2011年］、欧州債務危機と全世界の金融部門に対するその影響、世界経済の減速、地域的変化にもかかわらず、新たに85の機関を誘致することができたと述べた。

DIFCの担当者らは、昨日［22日］ドバイで開かれた記者会見で、DIFCで営業する金融企業や銀行の数が、2010年末の792社に対し、2011年末に848社へと増加したと指摘した。うち322社が正規企業、 423社が非正規企業、103社が小売店だった。また、担当者らは、昨年中にDIFCに加わった新しい企業には、金融企業56社、9つの機関、小売店が20社含まれていると述べた。DIFCのアブドゥッラー・アル=アワルCEOは、DIFC内の実業界が、過去2年間世界が経験した例外的脅威にもかかわらず、その柔軟性を実証したと指摘した。同CEOは、このことは過去2年間でDIFCに加わった顧客数のプラス成長にはっきり現れていると指摘した。また、同CEOは、「DIFCが、5年内にビジネス規模を倍増する能力を持っており、それによって、アラブ首長国連邦（UAE）経済と地域経済の成長に大きく寄与することになる」と述べた。

DIFCは、米国・ヨーロッパ・中東からの安定した関心と、アジア企業からの関心の高まりを伴い、昨年内に、世界各地から企業を誘致し続けることができた。DIFCで営業する企業の割合は、ユーロッパが首位に立ち（37%）、続いて、中東が26%、北米が17%、アジアが11%、その他が9%だった。

DIFCは、昨年、新たに135社の営業許可を行った。うち71社が、昨年後期に登記された。これは、登記された企業数が、1年間で19%増加したことを意味する。

DIFCは、41社の正規企業を新たに誘致した。そのなかには、「BNP Paribas」、「中東Vontobel銀行」、「Wealth Management」、「Paladin Capital Group」、「Jeffreys　International」、「al-Tijari Wafa銀行」が含まれている。同様に、DIFCは70社の非正規企業を誘致した。そのなかには、「Egon Zehnder International」が含まれている。さらに、「Gaucho」、「Debauve & Gallai」、スポーツクラブ「U Energy Boutique」を含む24社の店舗を誘致した。

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（ 翻訳者:井上剛 ）
（ 記事ID:25649 )