被災地ヴァンで33の学校が新たに建設されるために、慈善家たちによって寄付覚書に署名が行われた。これにより、390の教室を備えた27の学校、4つの体育館、12の居住施設、2つの教員宿舎、342のコンテナハウス、900人を収容可能な宿泊施設建設に必要な財源が確保された。
地震後、滞っているヴァンでの教育を維持するために、トルコのあらゆる方面から支援が届き、33の学校を新たに建設するための寄付覚書に署名が行われた。これにより390の教室を備えた27校、4つの体育館、12の居住施設、2つの教員宿舎、342のコンテナハウス、900人を収容可能な宿泊施設建設に必要な財源が確保された。オメル・ディンチェル国民教育相は提出された質問書への返答において、ヴァンで実施されていない学力判定試験(SBS)の受験生978人、高等教育資格試験(YGS)および学部決定試験(LYS)の受験生1,153人が、教員の引率のもと他都市で受験するための輸送手段が確保されたと述べた。 ディンチェル国民教育相は、66,755人の学生も滞在・輸送手段を確保した上で30の県の学校に送られると説明した。
■教員にコンテナハウス
同大臣は、教科書が地震で倒壊した建物の廃墟に埋もれていることをうけて130万冊の教科書が印刷されたと述べた。ディンチェル国民教育相は、教育への支援を望む慈善家たちと、33の学校を新設するための覚書に署名したと述べ、「この覚書により390の教室を備えた27の学校、4つの体育館、12の居住施設、2つの教員宿舎、342のコンテナハウス、900人を収容可能な宿泊施設のために562,000TL(注:原文まま、約2,611万円)の財源が確保されました。また、テント村の中にテント教室を設営して公教育のクラスが開設されました」と話した。 ディンチェル国民教育相は、教員の避難の必要に応えるため、テント450張、独身の教員用に164軒、所帯持ちの教員用に79軒のコンテナハウスを確保したと述べ、「県の中心地の私設保育園と宿泊施設、一棟につき48戸の集合住宅局 (TOKİ)の建物で1,290人の教員の避難場所を確保しました。エルジシュでは教員向けの200軒のコンテナハウスが準備されました」と語った。
ディンチェル国民教育相は、ヴァン、エルジシュ、ムラディエの中心地と村の学校で損害の確定が行われていると話し、損害が軽度と確定された教育施設の修理には1,028万TL(約4億7,500万円)が費やされ、中・重度の損害を受けた教育施設は新設すると述べた。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:25673 )