■エジプト:2011年中、100億ドルの支出
2012年02月27日『アル=ハヤート』
【カイロ:ハーラ・アーミル】
エジプトのカマール・アル=ガンズーリー首相は、人民議会に対して政府声明の発表を行う前に、同議会での演説で、以下のように明らかにした。すなわち、2011年にエジプトから100億ドルが支払われた。それは、アラブ諸国や西側諸国が200億ドル以上のエジプト支援の約束履行を渋ったからである。とりわけ柑橘類やサツマイモなどのようなエジプトの輸出品に関して、これらの国々は協力的ではなかった。
同首相は、観光および投資の部門は昨年経済的困難に直面したと指摘した。商品の輸入は120億ドルから250億ドルに上昇し、人的資源省で記録されている失業者数は350万人に達した。パン一枚に使用されている小麦の約45%、砂糖の35%、ガスの65%を輸入に頼っており、財政赤字は1999年から2010年の間に1,470億エジプトポンド(243億ドル)から8,070億エジプトポンド、すなわち6倍に膨れ上がり、予算の4分の1を占めていると強調した。
同首相は、赤字やマーケティングの失敗、或いは他の理由で8年前から操業を停止している1750の工場の再稼働について言及した。また、社会保障の支援を受ける世帯数を150万世帯に増加させることを約束し、それに加えて、家族を養っている女性500万人と、6歳未満のその子供たちを健康保険に加入させることを付言した。
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( 翻訳者:岡裕一朗 )
( 記事ID:25694 )