■商工会議所連盟、農業体系の近代化のためにイタリアの経験を活かす
2012年02月28日『アル=アハラーム』
【ラアファト・アミーン、イブティサーム・サアド】
海外商工業省のエジプトの輸出促進、及び輸入品の削減路線。あらゆる分野の生産力の向上を通して。
ローマの通商代表部は、イタリアの農業副大臣及び国際協力事業の指導者たちとの会見や、農業開発国家情報システムの様々な部門への現地視察を企画した。これは、農業生産の発展におけるイタリアの経験を伝え、小規模農家を支援し、農地への侵害防ぎ、農業と水の環境を保護することを狙いとする。
上記について、この代表団長を努める通商代表機関主席のアラー・カナーウィー氏は以下のように説明した。代表団には商業会議所連盟事務局長アラー・アッズ氏や砂漠研究センター長イブラーヒーム・ナスル氏、農業発展・開発計画総局長アリー・イスマーイール氏、土地開拓部門長アブドゥルアズィーズ・シター氏、ローマの通商代表部長ムナー・ワフバ女史が含まれる。アラー・アッズ氏は農業開発国家情報システム局長フランシスコ・バールダーリーリー氏と協力協定に調印した。協定には、エジプトにおけるシステムの地域適応化と応用が含まれ、人工衛星や航空写真を利用し、様々な品種や収穫前の生産予想を行い、その後アラブ諸国への経験伝達のためにエジプトの人材を活用する。また以下のように付け加えた。このシステムはまた環境的側面を持ち、魚の密度が低下した場所や、密度の低下した種類を限定し生物の多様性の保護とその再開発のために、猟を禁止することなどに対しても有益であろう。同様に、スエズ運河の通過前に、地域の水質を汚染する石油タンカーを即座に摘発し、その場で罰金を科してしいては国家の歳入も潤すことを可能とするものである。また観光収入に悪影響を及ぼすエジプトの海岸汚染の歯止めに一役買うであろう。また国境を越えた協力計画を通じてEUに関しては、今の段階までこぎつけた。次の実行段階はエジプト・イタリア両国の協力を通してなされるだろうと指摘した。ムナー・ワフバ女史は、「計画は3段階からなるだろう。第1段階では、現在実行しうるすべての省や支援組織の計画を通じて、全面的な調査を行う。第2段階では、システムの地方化、第3段階ではアレクサンドリア県での実施と指導者の訓練、その後に全国レベルでの普及である。」と明らかにした。
商工会議所連盟のコンピューター部門長ハリール・ムハンマド・ハリール氏は、アレクサンドリア商工会議所には、通信省の支援でできた完全な地理情報システムがあると明らかにした。同様に、第1段階で必要な人的資源もあり、これにより、情報局と農業省、灌漑省、海外商工業省とともに、測量機関、人口動行及び統計機関、リモートセンシング国家機関、土地登記、その他エジプトの卓越した複数のセンターなどを取りまとめる、とした。イブラーヒーム・ナスル氏はイタリアの農業副大臣フランコ・パラジャ氏との会談の中で、砂漠化対策分野でのイタリアの農業研究センターとエジプト砂漠研究センターとの共同研究、およびEUの計画の一環の協力に合意した。
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( 翻訳者:岡裕一朗 )
( 記事ID:25703 )